トルコのアダナ・デミルスポルに所属する33歳のマリオ・バロテッリが、伊メディア『TvPlay』のインタビューに応じて、ミランやイタリア・サッカーについて語った。伊紙『Gazzetta dello Sport』などが９月26日、詳細を報じている。

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「インタビューを受けるとき、バロテッリは笑いながら冗談を飛ばすが、基本的に真実を語ってくれる」と伝えたうえで、同紙はバロテッリのコメントを紹介した。

　愛するミランの現状について問われた元イタリア代表FWは、「夏に若いストライカーを探していたことは知っているよ。それなら、俺がいるじゃないか」と上機嫌に語った。もちろんこの言葉はバロテッリなりのジョークで、「アダナ・デミルスポルで満足している」と付け加えている。

　ミランに関しては、「ロッソネーリ（ミランの愛称）にとっての問題は、若い選手がサン・シーロのような（重圧がのしかかる）スタジアムでプレーしなければいけないこと。そんな場所でも問題なくプレーできるような個性のある選手が必要だ」とも語った。

　さらに、「ミランはラファエウ・レオンの調子が悪ければ、何もできなくなってしまう。ステーファノ・ピオーリは好きな監督だが、もしレオンが活躍できなければ、勝てなくなるだろうね」とレオン頼みのチーム状況を指摘している。
  　現ローマ監督で、インテル時代に師事したジョゼ・モウリーニョについては、「素晴らしいプレーを生み出す監督ではないが、カリスマ性があり、大胆不敵で勇猛果敢だ。ゲームに対する明確なビジョンを持ち、戦術を追求し過ぎることはない。特別なキャラクターだね。言い合いもしたし、やる気も引き出してくれた。モウは勝てる監督だ。ロベルト・マンチーニ時代もいいチームだったが、モウのようには勝てなかった」と回顧した。

　そのインテルは５節のエンポリ戦で、FWのマルコ・アルナウトビッチが負傷。２か月ほど戦列を離れると見られている。FWが１枚抜けたインテルについては「（もしインテルに加入したら）４番手のFWじゃなく、８番手の選手になるだろうね」と笑ったバロテッリは、「インテルはスクデットを獲得するだろう。現時点でユベントスやミランよりも先にいる。アルナウトビッチはいい選手で、インテルはいい契約をしたと思う。できるだけ早く戻ってきて、ゴールを決めることを願っているよ」と語った。

　クリスティアーノ・ロナウドやネイマールをはじめ、数々のスター選手がプレーしているサウジアラビア・リーグに関しては、「今の（ヨーロッパから選手を呼び込むサウジアラビアの）プロジェクトが順調に進むようなら、数年以内に行くかもしれないな」と口にしている。

構成●THE DIGEST編集部

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