ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督は鎌田大地に期待を寄せているようだ。伊メディア『Lazio News 24』は９月26日、「日本人の鎌田が、サッリ監督にとって不可欠な存在になっている」と伝えた。

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　低迷するラツィオの起爆剤は、鎌田かもしれない。１ー１で引き分けた５節のモンツァ戦で鎌田はラツィオに移籍以来、初めて出番がなかった。しかし、モンツァ戦でチームのパフォーマンスが上がらなかったため、同メディアは「モンツァ戦のラツィオの出来は、サッリ監督が鎌田を必要としている理由を十分に示した」と報じ、27日に行なわれる６節のトリノ戦では鎌田が先発に復帰すると見通した。

「カマダは（今夏に退団した）セルゲイ・ミリンコビッチ＝サビッチと異なる特長を持っている。中盤のバランスを確保する術を知っているのは、この日本人だけのようだ。細心の注意を払い、つねに正確にボールを扱えるカマダは、すでに指揮官の構想に完璧にフィットしている」
  　また、同メディアによると鎌田とラツィオの契約は１年だが、「クラウディオ・ロティート会長は、カマダと結んでいる２年延長オプションの行使に合意済み」と伝え、ラツィオは来シーズン以降も鎌田を保有する意向のようだ。

「カマダはミリンコビッチ＝サビッチではないが、すでにサッリ監督の信頼を得ている。もう指揮官は鎌田なしではやっていけない」

　トリノ戦に向けて、鎌田に対する期待が上昇している。イタリア有力スポーツ紙の『Gazzetta dello Sport』も、トリノ戦に向けた予想先発メンバーに鎌田を入れている。期待を一身に背負う鎌田は、トリノ戦でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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