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CLの日本人対決は勝敗と個別評価が対照的に…古橋享梧には「最高品質のゴール」と賛辞!鎌田大地は「プレーが遅く方向感覚が欠落」と酷評

THE DIGEST編集部

2023.10.06

試合に勝ったのはアウェーのラツィオだが、個人評価では古橋(左)が鎌田(右)を圧倒する結果に。(C)Getty Images

 現地時間10月4日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第2節、セルティックとラツィオの対決は後者が2-1の勝利を飾った。

 日本人対決としても注目された一戦、ホームのセルティックは旗手怜央、前田大然、古橋享梧の3人がスタメンに名を連ね、ラツィオでは鎌田大地が前節アトレティコ・マドリー戦に続いて先発出場となったが、この中では古橋が12分にマット・オライリーのダイレクトパスに抜け出してCL初ゴールを決めるなど、最も輝かしい結果を残した。

 自身のSNSで「最後まで戦い抜き、夢のためにゴールを決めました。CLでの初ゴールを誇りに思い、感謝します」と投稿した彼について、スコットランドの日刊紙『THE SCOTTISH Sun』は10点満点の採点で「7」を与え、「最高のクオリティーのゴールでCL初ゴール。その動きとフィニッシュは非常に優れていた。また、彼は最後まで走り続けた」と賛辞を贈っている。

 また、『The Herald』紙はチーム最高タイの「8」という高評価を下し、寸評も「彼はいつも重要なゴールを決める。典型的な、クールなフィニッシュで得点し、相手GKを出し抜いてみせた」とポジティブ。そして、グラスゴーの地元メディア『Glasgow Express』は、「前半はわずか14回のボールタッチしかなかったが、致命的なフィニッシュを決めた。その後はかなり静かで、86分に交代した」と振り返り、こちらの採点は「7」だった。
 
 このように軒並み高評価を受けたセルティックの背番号8。しかし、試合はラツィオがマティアス・ベシーノ(29分)、ペドロ・ロドリゲス(後半アディショナルタイム)のゴールで劇的な逆転勝利を挙げたことで、セルティック・パークのホームチームやそのサポーターたちは沈黙を強いられ、2連敗でグループEの最下位に沈んでいる。

 対して、初勝利で同グループ2位に浮上したラツィオ。鎌田は2列目で90分間奮闘を見せたが、効果的なプレーは少なく、逆に危険な場面もあったため、現地メディアの評価は厳しいものとなってしまった。

 スポーツ紙『Corriere dello Sport』は、チームで2番目に低い「5.5」を与え、「プレーが遅く、方向感覚が欠落しているようで、状況に適応できていないように見えた。守備面で幾つかミスがあった。ルイス・アルベルトがベンチに退いてからの、左インサイドハーフでのプレーの方が良かった」と、辛口な寸評が綴られている。
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