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海外サッカー

「我々こそ勝者にふさわしい」日韓対決を制した韓国が『U-22日本』を辛辣評価! 得点王を引き合いに”脅威不足”を指摘!【アジア大会】

THE DIGEST編集部

2023.10.09

韓国イ・ガンイン(中央)の突破を必死に止めようとする日本。(C)Getty Images

韓国イ・ガンイン(中央)の突破を必死に止めようとする日本。(C)Getty Images

 10月7日、中国・杭州で開催された「アジア大会」の男子サッカー決勝が行なわれ、U-22日本代表がU-24韓国代表と激突した。13年ぶりの金メダルを目指した日本だったが、海外リーグで活躍するオーバーエイジ選手を含んだ相手の圧力に屈し1対2で敗北。2大会連続の銀メダルに終わった。

 日本は開始2分に19歳のFW内野航太郎(筑波大)が、いきなりネットを揺らし先制。電光石火の一撃にスタジアムも一瞬騒然とした。

 だが、その後は完全な韓国ペースで日本は防戦一方に。27分にチョン・ウヨンのヘディングで追い付かれると、72分には中央突破からボールがこぼれた混戦をチョ・ヨンウクが押し込み、韓国が勝ち越し。疲労の色が濃く見える日本は反撃する力もなく、試合終了のホイッスルを聞くと、宿敵の大会3連覇を見せつけられる結果となった。

 韓国代表の優勝は至極当然、母国メディアも喝采を送っている。サッカー専門メディア『FOOTBALLiST』は「紆余曲折だった代表チームの終わりは、ハッピーエンドだった。韓国は日本を破って金メダルを首にかけた」と記し、全勝で頂点を極めた若き代表チームを称えている。

 今大会の優勝により、韓国の選手たちは兵役が免除となる。その点について同メディアは、今夏スペインのマジョルカからフランスの強豪パリ・サンジェルマンに移籍した「韓国の至宝」と称されるイ・ガンインについて興味深い記述をしている。

「イ・ガンインの兵役問題が解決し、彼は何の障害もなくヨーロッパでキャリアを続けられることができるようになった。韓国サッカーとパリ・サンジェルマン、いずれも笑える結果に終わったのだ」
 
 一方、韓国の英字新聞『The Korea Times』は敗れた日本に手厳しいジャッジを下している。同紙はまず、「順風満帆とはいかなかったが、若き韓国代表は杭州での7試合すべてに勝利し、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間の幸福は心の底から解放されたものであり、非常に価値のあるものだった」と自国チームを称賛。

 そして日本代表が大学生主体の『U-22』だったことを言及すると、「誰もが知っているように、この大会では、チームは年齢に関係なく3人の選手を選ぶことができる。(日本は)勝負所をしっかり決める人材がいなかった」と厳しく指摘する。

 加えて、「同点ゴールは大会得点王のチョン・ウヨンが決めた。ドイツ・ブンデスリーグのシュツットガルトでプレーするミッドフィルダーは、完璧なヘディング弾で日本のゴールネットを揺らし、自身8点目を挙げた」と不可欠な得点源を引き合いに出しながら、「韓国は常に得点の可能性が高いように見えた。結局、追加点は必要なかったが」と論じ、日本の攻撃陣はまったく脅威を与えていなかったと分析している。

 最後に同メディアは「韓国が勝者にふさわしくないという意見に異論を唱える者はほとんどいないだろう。チームは合計27ゴールを挙げ、失点はわずか3だ」と優勝に値するチームだったと、あらためて断言している。

構成●THE DIGEST編集部

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