韓国・釜山で開催中のE-1東アジア選手権がいよいよ大詰めだ。大会は水曜日に最終節を迎え、ともに2連勝の日本と韓国が優勝を懸けて雌雄を決する。
完全に蚊帳の外に追いやられたのが、過去2度の優勝を誇る中国だ。第1戦の日本戦を1-2で落とすと、第2戦の韓国戦も良いところなく0-1で敗れ去った。どちらのゲームもポゼッションで相手に圧倒され、堅守速攻で反撃の機会を窺うものの、カウンターの糸口はなかなか見出せないまま。必然の連敗だったと言うほかない。
不甲斐ないチームを激しく糾弾するのが、中国のスポーツメディア『捜狐体育』。「完全に恐韓症が復活してしまった。中国サッカーは後退を続けている」と嘆き節だ。
中国代表は2010年に初勝利を挙げるまで、韓国相手に37年間未勝利という屈辱の日々を強いられた。いわゆる“恐韓症”と揶揄された暗黒時代である。ただ昨年末までの6試合は2勝2分け2敗と五分の戦績で、国内メディアは「もはや恐韓症は過去の遺物」と高らかに宣言していた。
同紙は次のように論じる。
「今年に入って、中国は韓国と4度対戦した。最初は1月のアジアカップ本大会・グループリーグ。ともに決勝トーナメント進出を決め、消化試合の位置づけだったとはいえ、中国はなす術なく韓国に完敗を喫した。続いてはU-19代表チームの2ゲームだ。10月に地元で行なわれたパンダカップ決勝で0-3と叩きのめされ、表彰式では韓国人選手が優勝トロフィーを踏み付けるなど蛮行に及び、大きな騒動に発展した。その後に彼らはU-19アジア選手権予選でリベンジのチャンスを得たが、こちらも1-4で返り討ちに遭ってしまう。そして迎えた今大会、なによりも気になったのは代表選手たちの覇気のなさだ。トロフィー事件で中国サッカーは韓国にプライドを傷つけられた。あの屈辱を忘れたのか! 弟分の仇を討ってやろうと考えないのか! 明らかにメンタル面で劣勢に立たされる、かつての“恐韓症”が蘇ってしまったかのようだ」
さらに『捜狐体育』は「(最終節の)香港戦に勝ったからといってなにもポジティブなものは生まれないが、もし負けるようなことがあれば、タダでは済まされない」と発破をかけた。
中国の対韓国戦の通算戦績は、2勝11分け20敗。24得点・45失点となっている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】危険なカンフーキックの決定的瞬間も…日本対中国戦のハイライトをチェック!
完全に蚊帳の外に追いやられたのが、過去2度の優勝を誇る中国だ。第1戦の日本戦を1-2で落とすと、第2戦の韓国戦も良いところなく0-1で敗れ去った。どちらのゲームもポゼッションで相手に圧倒され、堅守速攻で反撃の機会を窺うものの、カウンターの糸口はなかなか見出せないまま。必然の連敗だったと言うほかない。
不甲斐ないチームを激しく糾弾するのが、中国のスポーツメディア『捜狐体育』。「完全に恐韓症が復活してしまった。中国サッカーは後退を続けている」と嘆き節だ。
中国代表は2010年に初勝利を挙げるまで、韓国相手に37年間未勝利という屈辱の日々を強いられた。いわゆる“恐韓症”と揶揄された暗黒時代である。ただ昨年末までの6試合は2勝2分け2敗と五分の戦績で、国内メディアは「もはや恐韓症は過去の遺物」と高らかに宣言していた。
同紙は次のように論じる。
「今年に入って、中国は韓国と4度対戦した。最初は1月のアジアカップ本大会・グループリーグ。ともに決勝トーナメント進出を決め、消化試合の位置づけだったとはいえ、中国はなす術なく韓国に完敗を喫した。続いてはU-19代表チームの2ゲームだ。10月に地元で行なわれたパンダカップ決勝で0-3と叩きのめされ、表彰式では韓国人選手が優勝トロフィーを踏み付けるなど蛮行に及び、大きな騒動に発展した。その後に彼らはU-19アジア選手権予選でリベンジのチャンスを得たが、こちらも1-4で返り討ちに遭ってしまう。そして迎えた今大会、なによりも気になったのは代表選手たちの覇気のなさだ。トロフィー事件で中国サッカーは韓国にプライドを傷つけられた。あの屈辱を忘れたのか! 弟分の仇を討ってやろうと考えないのか! 明らかにメンタル面で劣勢に立たされる、かつての“恐韓症”が蘇ってしまったかのようだ」
さらに『捜狐体育』は「(最終節の)香港戦に勝ったからといってなにもポジティブなものは生まれないが、もし負けるようなことがあれば、タダでは済まされない」と発破をかけた。
中国の対韓国戦の通算戦績は、2勝11分け20敗。24得点・45失点となっている。
構成●THE DIGEST編集部
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