現在のサッカー界で最もクリエイティブな選手は誰か? との問いに答えを出したのが、サッカーに関する統計を研究しているグループ「CIES Football Observatory」である。
FIFA(国際サッカー連盟)の承認も受けているこの機関は、世界の計33のリーグで今季、2023年11月13日までに少なくとも630分間以上プレーした選手を対象に、90分当たりのキーパス(味方のシュートに繋がったパス)と予想ゴール・アシスト数にリーグのレベルを加味した上で「創造指数」を算出し、その上位100名を発表した。
いわゆる創造性というよりは、チャンスを創り出す能力を割り出したこの数値において、今回最多となったのは、今季バルセロナからパリ・サンジェルマンに移籍して背番号10を背負っているフランス代表のウスマンヌ・デンベレ。ここまでリーグ・アンで11試合に出場し、得点はないものの4アシストを記録しているウインガーは、創造指数「2.36」をはじき出している。
彼に続くのは、「1.92」のレロイ・ザネ(バイエルン)、「1.89」のニコ・ウィリアムス(アスレティック・ビルバオ)というドイツとスペインの優れたウインガー。4位はここまでリーグ・アンで得点ランキング首位の13ゴールを挙げているキリアン・エムバペ(パリSG)で、アシスト数は1止まりも、キーパスは全体3位の「1.95」と、得点だけでなくチャンスメイクでも貢献していることが分かる。
この100人の中で、プレミアリーグ勢は最多の16人がランキングしており、最高はアストン・ビラのムサ・ディアビの5位(1.74)。これにモハメド・サラー(リバプール)が「1.70」で続く。2番目に多いのはセリエA勢だが、そのトップであるインテルのフェデリコ・ディマルコは「1.59」で全体の16位につけている。
欧州以外のクラブに所属する選手の最高位は、ボリビアのナシオナル・ポトシでプレーするアルゼンチン人MFのマキシミリアーノ・ヌニェスで、22試合の出場で12アシストを記録しており、キーパスは「1.99」でエムバペを上回った。
今季、その潤沢な資金によって新たな潮流としてサッカー界を賑わせているサウジアラビアからは、今夏にアル・イテハドに加入したカリム・ベンゼマが、CFとして8ゴールを挙げながら、アシストも4つ決めており、創造指数は「1.51」を記録して、24位タイで同国リーグの選手のトップに立っている。
アジアの選手としては、「1.46」のソン・フンミン(トッテナム)が29位で最高。それに続く30位には横浜F・マリノスのヤン・マテウスが「1.45」で続き、同クラブからは水沼宏太が「1.40」で39位にランクインした。欧州日本人選手では、伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)が「1.20」で86位タイ、ブライトンの三笘薫が「1.17」で95位タイ。今季はレアル・ソシエダで、多くの試合でチャンスメイクを披露している久保建英がランク外だったのは、少しばかり意外である。
トップ10の顔ぶれは以下の通りだ。
1位:ウスマンヌ・デンベレ(パリSG) 創造指数2.36
2位:レロイ・ザネ(バイエルン) 1.92
3位:ニコ・ウィリアムス(アスレティック) 1.89
4位:キリアン・エムバペ(パリSG) 1.87
5位:ムサ・ディアビ(アストン・ビラ) 1.74
6位:モハメド・サラー(リバプール) 1.70
6位:フランク・オノラ(ボルシアMG) 1.70
8位:マキシミリアーノ・ヌニェス(ナシオナル・ポトシ) 1.69
9位:イニャキ・ウィリアムス(アスレティック) 1.68
10位:マグヌス・ウォルフ・エイクレム(モルデFK) 1.65
10位:フロリアン・ヴィルツ(レバークーゼン) 1.65
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「天才的で予測不可能」と敵国メディアも絶賛! 久保建英、CLグループ突破のベンフィカ戦で存在感!「相手守備には悪夢」
FIFA(国際サッカー連盟)の承認も受けているこの機関は、世界の計33のリーグで今季、2023年11月13日までに少なくとも630分間以上プレーした選手を対象に、90分当たりのキーパス(味方のシュートに繋がったパス)と予想ゴール・アシスト数にリーグのレベルを加味した上で「創造指数」を算出し、その上位100名を発表した。
いわゆる創造性というよりは、チャンスを創り出す能力を割り出したこの数値において、今回最多となったのは、今季バルセロナからパリ・サンジェルマンに移籍して背番号10を背負っているフランス代表のウスマンヌ・デンベレ。ここまでリーグ・アンで11試合に出場し、得点はないものの4アシストを記録しているウインガーは、創造指数「2.36」をはじき出している。
彼に続くのは、「1.92」のレロイ・ザネ(バイエルン)、「1.89」のニコ・ウィリアムス(アスレティック・ビルバオ)というドイツとスペインの優れたウインガー。4位はここまでリーグ・アンで得点ランキング首位の13ゴールを挙げているキリアン・エムバペ(パリSG)で、アシスト数は1止まりも、キーパスは全体3位の「1.95」と、得点だけでなくチャンスメイクでも貢献していることが分かる。
この100人の中で、プレミアリーグ勢は最多の16人がランキングしており、最高はアストン・ビラのムサ・ディアビの5位(1.74)。これにモハメド・サラー(リバプール)が「1.70」で続く。2番目に多いのはセリエA勢だが、そのトップであるインテルのフェデリコ・ディマルコは「1.59」で全体の16位につけている。
欧州以外のクラブに所属する選手の最高位は、ボリビアのナシオナル・ポトシでプレーするアルゼンチン人MFのマキシミリアーノ・ヌニェスで、22試合の出場で12アシストを記録しており、キーパスは「1.99」でエムバペを上回った。
今季、その潤沢な資金によって新たな潮流としてサッカー界を賑わせているサウジアラビアからは、今夏にアル・イテハドに加入したカリム・ベンゼマが、CFとして8ゴールを挙げながら、アシストも4つ決めており、創造指数は「1.51」を記録して、24位タイで同国リーグの選手のトップに立っている。
アジアの選手としては、「1.46」のソン・フンミン(トッテナム)が29位で最高。それに続く30位には横浜F・マリノスのヤン・マテウスが「1.45」で続き、同クラブからは水沼宏太が「1.40」で39位にランクインした。欧州日本人選手では、伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)が「1.20」で86位タイ、ブライトンの三笘薫が「1.17」で95位タイ。今季はレアル・ソシエダで、多くの試合でチャンスメイクを披露している久保建英がランク外だったのは、少しばかり意外である。
トップ10の顔ぶれは以下の通りだ。
1位:ウスマンヌ・デンベレ(パリSG) 創造指数2.36
2位:レロイ・ザネ(バイエルン) 1.92
3位:ニコ・ウィリアムス(アスレティック) 1.89
4位:キリアン・エムバペ(パリSG) 1.87
5位:ムサ・ディアビ(アストン・ビラ) 1.74
6位:モハメド・サラー(リバプール) 1.70
6位:フランク・オノラ(ボルシアMG) 1.70
8位:マキシミリアーノ・ヌニェス(ナシオナル・ポトシ) 1.69
9位:イニャキ・ウィリアムス(アスレティック) 1.68
10位:マグヌス・ウォルフ・エイクレム(モルデFK) 1.65
10位:フロリアン・ヴィルツ(レバークーゼン) 1.65
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「天才的で予測不可能」と敵国メディアも絶賛! 久保建英、CLグループ突破のベンフィカ戦で存在感!「相手守備には悪夢」
関連記事
- ELでの「最高の夜」とプレミアでの「最悪の6戦未勝利」 ブライトンの序盤戦の戦いぶりにメディアは様々な見方…日本代表から離脱の三笘薫も試練の時
- 現地紙の「ベストイレブン」だけでなく...ピッチ内外での久保建英の貢献ぶりを複数メディアが紹介! 「ソシエダは大口のスポンサーも手に入れた」
- 古橋亨梧、アバディーン戦での持ち味発揮のゴールに「今季最高のパフォーマンス」と現地メディア報道! 負傷退場については「吐き気を催すような頭同士の衝突」
- ハンド誘発のクロス、失点時の対応の拙さ…後半から出場の三笘薫に対する現地メディアの評価は様々!「あまり上手くいっていないようだ」
- 遠藤航、レッドカード回避のプレーは物議を醸すも、中盤での働きに現地メディアは「マージーサイドでの適応が始まっている」と高評価も