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海外サッカー

「HTでの交代に文句は言えまい」 遠藤航、ビデオ判定でPK献上は回避も現地メディアは低評価…「チームの奇妙なほどに緩んだスタイルを象徴」

THE DIGEST編集部

2023.12.11

スタメン出場を果たした遠藤だったが、ミスも少なくなくハーフタイムでの交代を余儀なくされた。(C)Getty Images

スタメン出場を果たした遠藤だったが、ミスも少なくなくハーフタイムでの交代を余儀なくされた。(C)Getty Images

 12月9日に行なわれたプレミアリーグ第16節、リバプールはクリスタルパレスを2-1で下し、3連勝で首位浮上を果たした。

 敵地での一戦、57分にPKで先制を許した「レッズ」だったが、相手選手の退場によって数的優位を得た直後の76分、クラブでの通算200得点に王手をかけていたモハメド・サラーのシュートが相手選手に当たって軌道が変わり同点。そしてアディショナルタイムに入り、ハーベイ・エリオットがドリブルから鮮やかなシュートを左足で突き刺し、劇的な形で逆転に成功している。

 直近の2試合で現地メディアから高評価を得ていた遠藤航は、前節シェフィールド・ユナイテッド戦でアレクシス・マク・アリステルが負傷したこともあり、2試合連続でピッチ上で試合開始を迎えた。中盤で攻守に奮闘した日本代表MFだが、前半に自陣深くでボールを奪われたことに端を発して、PK判定が下る事態となるも、ここではビデオ判定で自身のボールロストがファウルによるものだったとして救われている。
 
 戦術的な変更の中でハーフタイムに交代を命じられた遠藤について、現地メディアの評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点でチーム2番目タイとなる及第点の「6」を与えたが、英国公共放送『BBC』の視聴者による採点では、チームの出場16選手の中で最低の「5.59」となった。

 日刊紙『The Guardian』からは「身体が重そうで、疲れているように見えた」とネガティブな印象を綴られた遠藤について、『THE Sun』紙は前述の「あわやPK献上」の場面に言及し、「遠藤が自陣でボールを奪われたのは初めてではない。今回はファウルと判定されたが、それはこの試合におけるリバプールの奇妙なほどに緩んだスタイルを象徴していた」と指摘している。
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