サムライブルーの手痛い敗北は海外でも大きな話題となっている。
カタールで開催されているサッカーのアジアカップで日本代表は1月19日、イラク代表と激突した。前半に2点を失ったチームは相手の堅い守備を崩せず、アディショナルタイムに1点を返すのがやっと。1対2で痛恨の敗戦を喫し、アジアカップでは1992年大会以降で初のグループステージ黒星という屈辱を味わう一戦となった。
試合は序盤から動いた。前半5分に日本は右サイドを崩されると、中央へのクロスをGK鈴木彩艶が弾くも、ボールはFWアイメン・フセインに。絶好の機会をヘディングで押し込まれ、イラクが待望の先制点。さらに前半アディショナルタイムにも右サイドを突破され、再びフセインに頭で叩き込まれて2失点を喫した。
日本は後半に交代カードを切り、徐々にペースを握ったが、ちぐはぐな攻撃で相手を崩しきれず。56分にはPK取り消しの不運もあった。終了間際には旗手怜央のコーナーキックから遠藤航のヘディングで、なんとか1点を返したが時すでに遅し。敗北を告げる無情のホイッスルがスタジアムに鳴り響いた。
アジア最強と称された日本の敗退は、海外も驚きを隠せなかった。英国の大手紙『The Guardian』は「アイメン・フセインが日本を驚かせ、イラクがベスト16進出!」と銘打った見出しで、日本から2ゴールを奪った殊勲のフセインを称えた。
記事では「何千人ものイラク・サポーターがスタジアムに詰めかけた中、メソポタミアのライオン(イラク代表の愛称)が牙を剥き、5分に先制した。イラクの戦略は、序盤はコンパクトに保ち、フィジカルの強さを生かすというものだった」と記し、序盤は完全なイラクペースだったと強調する。
続けて、「日本がペースを掴み、サイドにスペースを見つけてクロスを入れるまでは、ある程度うまくいっていた。しかし、ハーフタイム間際にフセインが至近距離からヘディングでゴールに押し込んでリードを広げた」と説明。イラクの用意周到な戦術がはまったと指摘した。
ゲームはイラクが2-1で制し、決勝トーナメント進出を決めたことに触れ、「彼らは40年ぶりの日本戦勝利を収めて宴をあげた」とも付け加えた。
初戦のベトナム戦では4-2と勝利したものの、イラクに力なく敗れた森保ジャパン。5度目のアジア王座戴冠に向け、小さくない暗雲が漂っている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】一度はPK判定も…VARで日本のPKは『取り消し』の裁定に覆る
カタールで開催されているサッカーのアジアカップで日本代表は1月19日、イラク代表と激突した。前半に2点を失ったチームは相手の堅い守備を崩せず、アディショナルタイムに1点を返すのがやっと。1対2で痛恨の敗戦を喫し、アジアカップでは1992年大会以降で初のグループステージ黒星という屈辱を味わう一戦となった。
試合は序盤から動いた。前半5分に日本は右サイドを崩されると、中央へのクロスをGK鈴木彩艶が弾くも、ボールはFWアイメン・フセインに。絶好の機会をヘディングで押し込まれ、イラクが待望の先制点。さらに前半アディショナルタイムにも右サイドを突破され、再びフセインに頭で叩き込まれて2失点を喫した。
日本は後半に交代カードを切り、徐々にペースを握ったが、ちぐはぐな攻撃で相手を崩しきれず。56分にはPK取り消しの不運もあった。終了間際には旗手怜央のコーナーキックから遠藤航のヘディングで、なんとか1点を返したが時すでに遅し。敗北を告げる無情のホイッスルがスタジアムに鳴り響いた。
アジア最強と称された日本の敗退は、海外も驚きを隠せなかった。英国の大手紙『The Guardian』は「アイメン・フセインが日本を驚かせ、イラクがベスト16進出!」と銘打った見出しで、日本から2ゴールを奪った殊勲のフセインを称えた。
記事では「何千人ものイラク・サポーターがスタジアムに詰めかけた中、メソポタミアのライオン(イラク代表の愛称)が牙を剥き、5分に先制した。イラクの戦略は、序盤はコンパクトに保ち、フィジカルの強さを生かすというものだった」と記し、序盤は完全なイラクペースだったと強調する。
続けて、「日本がペースを掴み、サイドにスペースを見つけてクロスを入れるまでは、ある程度うまくいっていた。しかし、ハーフタイム間際にフセインが至近距離からヘディングでゴールに押し込んでリードを広げた」と説明。イラクの用意周到な戦術がはまったと指摘した。
ゲームはイラクが2-1で制し、決勝トーナメント進出を決めたことに触れ、「彼らは40年ぶりの日本戦勝利を収めて宴をあげた」とも付け加えた。
初戦のベトナム戦では4-2と勝利したものの、イラクに力なく敗れた森保ジャパン。5度目のアジア王座戴冠に向け、小さくない暗雲が漂っている。
構成●THE DIGEST編集部
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