「中国は無得点で脱落という屈辱を味わった」

　アジアカップでグループステージ敗退が決定した中国代表に対し、韓国紙『朝鮮日報』が苦言を呈した。

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　本大会のグループAに入った中国は、グループステージ第１節のタジキスタン戦、第２節のレバノン戦をいずれもスコアレスドローで終えると、第３節ではすでに２勝を挙げて決勝トーナメント進出を決めていた開催国カタールに０ー１で敗戦。２分け１敗の勝点２でグループステージを終えている。

　グループAで３位となった中国は、他グループの結果次第で決勝トーナメント進出の可能性があった。しかしグループBの最終節でシリアがインドに勝利し、グループCのパレスチナも香港に３ー０で勝ったため、「各グループ３位の順位表」で５位に転落。もし４位以上に入っていれば、決勝トーナメントに進出できていた。

　同紙は今大会の中国について、「グループステージの３試合で未勝利、０得点。情けない競争力で脱落し、中国ファンの怒りを買った。人口が約14億人にもかかわらず、ボールを蹴れる11人すら選べないのかと、いつもの批判が中国国内で出ている」と、未勝利と無得点だった事実を指摘した。
  　さらに、「韓国や日本は多くの選手を欧州クラブに輩出しているのに、中国の選手は欧州の有力チームで誰もプレーしていない。この現実に、中国サッカーファンは悲しんでいる」と、選手の欧州進出が少ない点を強調している。

　今大会の中国の登録メンバー26人のうち、海外クラブに所属しているのは23歳のDFウー・シャオコン（ゲンチレルビルリイ＝トルコ）ひとりだけ。日本や韓国と比べると、その少なさは際立っている。

　中国がグループステージで姿を消したのは、2011年以来３大会ぶり。19年の前回大会、15年の前々回大会ではベスト８に進みながら、今大会は中国史上初となる未勝利で帰国の途に就いた。

構成●THE DIGEST編集部

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