1月24日に行なわれるアジアカップ・グループステージ第3節の日本対インドネシアに、韓国紙『朝鮮日報』が注目している。というのもインドネシアを率いるのが、過去に韓国代表監督を務めたシン・テヨンだからだ。
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MFだった現役時代に韓国代表としてもプレーしたシン・テヨンは、現役引退後に城南一和天馬(現城南FC)で指導者キャリアをスタート。城南では選手と監督の両方でアジア・チャンピオンズリーグ(選手時代の大会名称はアジアクラブ選手権)を制した経験を持っている。
その後、韓国代表代行監督、代表コーチ、韓国Uー20、Uー23を指導。2017年に韓国代表監督に就任すると、18年のロシア・ワールドカップでは、グループステージでドイツを2ー0で倒す“カザンの奇跡”を成し遂げた。
韓国代表監督の任期を終えた後、19年12月にインドネシア代表(Uー23代表も兼任)の監督に就任。20年のAFFカップ(東南アジアサッカー選手権)で準優勝に導くなど手腕を発揮した。さらに今回のアジアカップ予選を突破し、インドネシアを07年以来4大会ぶりの本大会出場に導いている。
グループステージ第1節ではイラクに1ー3で敗れたものの、第2節のベトナム戦では1ー0で勝利。成績を1勝1敗の勝点3とし、1月24日に第3節の日本戦を迎える。一方の日本は初戦でベトナムに4ー2で勝利した後、2戦目にはイラクに1ー2で敗戦。同じ勝点3ながら、得失点差で日本が2位、インドネシアが3位という状況だ。
同紙は、インドネシアのシン・テヨン監督が韓国代表を率いて18年ロシアW杯でドイツを破った“カザンの奇跡”を、日本相手に再現してほしいと願っている。「インドネシアがアジアカップで決勝トーナメントに進出したことはない。日本戦では、過去に“奇跡”を起こしたシン・テヨン監督の魔法に注目が集まる」。
この試合は、韓国も他人事ではない。日本とインドネシアが争うグループDの2位通過チームが、決勝トーナメント1回戦で韓国(GS第2節終了時点で2位)が入るグループEの1位通過チームと対戦するからだ。「日本が3位になれば、決勝トーナメント1回戦での対決を避けることができる」と、早いタイミングでの日韓戦の回避を望んだ。
そして同紙は、「もしインドネシアが日本に勝利すれば、日本に拭えないダメージを与えられる。日本はイラクに敗れて雰囲気が落ちている」と、インドネシアに肩入れする一文を記載している。ただ、インドネシアのメディア『Viva』は、「もし日本に勝てたら歴史的な快挙だ」と伝え、『Tribunnews』も「これはミッションインポッシブルだ」と、立ちはだかる日本の壁は高いと報じている。
この一戦には、インドネシア・サッカー協会のエリック・トヒル会長(元インテル・ミラノ会長)が現地入りし、スタジアムで直接代表チームを激励するようだ。さらに、トヒル会長はインドネシアが日本に勝てば、選手たちに特別ボーナスを与える“ニンジン作戦”を決行するという。そして史上初となる決勝トーナメント進出を果たした場合、24年6月末までとなっているシン・テヨン監督の契約期間が、27年まで延長されるとも言われている。
インドネシアは日本に対して、高いモチベーションで挑んできそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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その後、韓国代表代行監督、代表コーチ、韓国Uー20、Uー23を指導。2017年に韓国代表監督に就任すると、18年のロシア・ワールドカップでは、グループステージでドイツを2ー0で倒す“カザンの奇跡”を成し遂げた。
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グループステージ第1節ではイラクに1ー3で敗れたものの、第2節のベトナム戦では1ー0で勝利。成績を1勝1敗の勝点3とし、1月24日に第3節の日本戦を迎える。一方の日本は初戦でベトナムに4ー2で勝利した後、2戦目にはイラクに1ー2で敗戦。同じ勝点3ながら、得失点差で日本が2位、インドネシアが3位という状況だ。
同紙は、インドネシアのシン・テヨン監督が韓国代表を率いて18年ロシアW杯でドイツを破った“カザンの奇跡”を、日本相手に再現してほしいと願っている。「インドネシアがアジアカップで決勝トーナメントに進出したことはない。日本戦では、過去に“奇跡”を起こしたシン・テヨン監督の魔法に注目が集まる」。
この試合は、韓国も他人事ではない。日本とインドネシアが争うグループDの2位通過チームが、決勝トーナメント1回戦で韓国(GS第2節終了時点で2位)が入るグループEの1位通過チームと対戦するからだ。「日本が3位になれば、決勝トーナメント1回戦での対決を避けることができる」と、早いタイミングでの日韓戦の回避を望んだ。
そして同紙は、「もしインドネシアが日本に勝利すれば、日本に拭えないダメージを与えられる。日本はイラクに敗れて雰囲気が落ちている」と、インドネシアに肩入れする一文を記載している。ただ、インドネシアのメディア『Viva』は、「もし日本に勝てたら歴史的な快挙だ」と伝え、『Tribunnews』も「これはミッションインポッシブルだ」と、立ちはだかる日本の壁は高いと報じている。
この一戦には、インドネシア・サッカー協会のエリック・トヒル会長(元インテル・ミラノ会長)が現地入りし、スタジアムで直接代表チームを激励するようだ。さらに、トヒル会長はインドネシアが日本に勝てば、選手たちに特別ボーナスを与える“ニンジン作戦”を決行するという。そして史上初となる決勝トーナメント進出を果たした場合、24年6月末までとなっているシン・テヨン監督の契約期間が、27年まで延長されるとも言われている。
インドネシアは日本に対して、高いモチベーションで挑んできそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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