１月24日に行なわれたアジアカップ・グループステージ（GS)最終戦の日本対インドネシア戦で、FW上田綺世が大きな存在感を発揮した。６分に自らが獲得したPKを決めると、52分には堂安律の左サイドからのクロスに合わせて２点目。記録上オウンゴールとなった３点目も、上田のシュートが相手に当たって入ったもので、実質ハットトリックとも言える活躍を見せた。

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　上田はGS第１節のベトナム戦でもゴールを決めており、今大会で計３ゴール。得点ランキングで２位タイにつけている（１位はイラクのアイメン・フセインの５点、上田と並ぶ２位タイはカタールのアクラム・アフィフ）。

　上田の活躍に焦りを感じているのが、韓国メディアの『NEWSIS』だ。２試合を終えた段階で、ソン・フンミンと２トップを組むFWのチョ・ギュソン、オ・ヒョンギュにゴールが生まれていない点に触れ、「チョ・ギュソンとオ・ヒョンギュは役割を果たしていない。ライバル日本の上田は３ゴールと、日本は相対的に良い状況だ」と指摘した。
  　韓国が３ー１で勝ったGS１節のバーレーン戦でゴールを決めたのは、いずれもMFのファン・インボムとイ・ガンインで、２ー２で引き分けた２戦目のヨルダン戦のそれは、FWソン・フンミンのPKとオウンゴールだった。

　同メディアは、「FWのファン・ウイジョがスキャンダルで代表チームから離脱した後、ユルゲン・クリンスマン監督はCFタイプを入れなかった。ソン・フンミンの相棒を務めるふたりのFWにゴールが生まれていない状況に、懸念が高まっている」として、１月25日に行なわれるGS３節のマレーシア戦で先発が有力なチョ・ギュソンと、途中出場が予想されるオ・ヒョンギュにゴールを求めた。

「得点ランクを見れば、５点のフセイン、３点の上田とアフィフがトップ３。イランのメフディ・タレミもGS３節のUAE戦で２ゴールを決めている。アジアカップで優勝するためには、チョ・ギュソンとオ・ヒョンギュが得点感覚を活かしてネットを揺らさなければいけない」と、FWふたりの活躍がチームに必要だと訴えた。

構成●THE DIGEST編集部

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