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ピッチ外での”騒動”がクローズアップされる森保J。海外記者が激推しするアジア杯優勝のカギを握るプレミア戦士とは?

THE DIGEST編集部

2024.02.02

森保Jをまとめる主将の遠藤(左)と最終ラインを支える冨安(右)。写真:梅月智史(THE DIGEST編集部)

 ピッチ外での"騒動"を乗り越えられるか。

 現地2月2日からサッカーのアジアカップは、いよいよ4強入りを懸けたベスト8が始まる。日本代表は、3日にシリアをPK戦の末に撃破したイランと激突。負けたら終わりの一発勝負で、アジア屈指の強豪が森保ジャパンの前に立ちふさがる。

 ベスト8の戦いを前にして、大会の優勝予想は熱を帯びている。優勝候補筆頭は、やはり日本代表に多く集まっているようで、大会期間中も大手通信社『AP通信』やオーストラリアの放送局にも記事を寄稿しているアンナ ・ハリントン記者も、そのひとりだ。

 同記者は、森保ジャパンの優勝のカギを握るキープレイヤーとして、イングランド・プレミアリーグを主戦にしている遠藤航と冨安健洋の2人を挙げている。

 まず、森保ジャパンをまとめる主将については「リバプールのミッドフィールダーであるワタル・エンドウは、ラウンド16でバーレーンに勝利した。この試合で彼は4試合連続フル出場を果たした」と記し、その鉄人ぶりを称賛する。

 次にアーセナルの最終ラインを支える冨安については「カタールに到着してから、2度目の先発出場を果たした」と言及。昨年12月のプレミアリーグで左のふくらはぎを痛めていたが、状態が尻上がりに上昇していると指摘。「ピンチの芽を着実につぶしている」と評した。

 遠藤はバーレーン戦後、「自分が今しなければならないのは、代表チームでのパフォーマンスに集中し、アジアカップのタイトルを勝ち取り、優勝トロフィーをリバプールに持ち帰ることだけだ」と話し、「僕はチームのキャプテンであり、模範を示さなければならない。チームのリーダーになる必要があります」と主将としての振る舞いを強調。今大会、最大の山場となるイラン戦に向けては「(調子は)どんどん良くなっている」と頼もしいコメントを発している。
 
 一方、冨安は「(大会前に)怪我をしてしまったけど、今は状態は良い」とコンディションは次第に上がっているとしたうえで、「バーレーン戦は、もっとうまくやれたはずだ。特に後半はもっと改善すべきだった」と失点のシーンを反省した。

「2-0でリードした後、我々は試合を終わらせる必要があった。バーレーンがゴールを決めたので、日本は彼らに希望を与えた。我々はより良​​くゲームを管理し、試合をうまく終わらせる必要があった。ディフェンダーとして、ピッチに立つたびにクリーンシートを達成したいと思っている。次の試合では無失点を達成できるように努力する」

 ベスト8で対戦するイランは、大会前のFIFAランクでは日本の17位に次ぐ21位とアジア2番手につける強敵。厳しい試合が予想されるなか、遠藤は「90分間100パーセントの集中力でプレーしなければならない」と引き締めた表情で強豪との試合を見据えた。

 ピッチ外では一部週刊誌でMF伊東純也の性加害疑惑が報じられ、カタールの地でも小さくない騒動となっている森保ジャパン。5度目の戴冠に向けて、より一層の団結力が問われている。

構成●THE DIGEST編集部

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