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新戦力FWとの同時起用で古橋亨梧が躍動! 先制弾の活躍に現地メディアは「このやり方には利点がある」と期待の声

THE DIGEST編集部

2024.02.15

新布陣で結果を残した古橋。ここからゴール量産といきたいところだ。(C) Getty Images

 スコットランドリーグ、セルティックの古橋亨梧は現地時間2月11日に行なわれたスコティッシュ・カップ5回戦のセント・ミレン戦に先発出場、15分に先制ゴールを挙げ、2-0の勝利に貢献する活躍を見せた。この一戦の古橋のパフォーマンスについては、現地メディアからも称賛の声が送られている。
 
 セルティックの情報を発信する『CELTS ARE HERE』では、このセント・ミレン戦では、今冬に獲得したアイルランド代表の長身FWアダム・アイダが先発出場。古橋がその後ろに並ぶ形で試合に臨んだと説明しており、「多くのセルティックファンは驚きを隠せなかった。ブレンダン・ロジャーズ監督は通常、最初から2人のストライカーを起用することはない」と綴っている。

 その上で、古橋に対し「日本の小さなヒットマンは、アイダのすぐ後ろで先発した。今シーズンのキョウゴの調子はいつもの水準に達しておらず、セント・ミレンの一戦まで、全コンペティションで11得点しか挙げていない」と今季のスタッツを振り返っており、この日のプレーを「今季最高のパフォーマンス」とも評している。

 古橋の得点は、セルティックが自陣からのカウンターで攻め上がり、左サイドからペナルティエリア内に送られたボールに対し、走り込んできた古橋がダイレクトで合わせるという鮮やかな連係から生まれた。

 通常の最前線でのプレーとは異なるものの、同メディアは「アイダとコンビを組んだキョウゴは、ここ数週間よりも試合に絡んでいるように見えた」と評価。

 また、「監督はまだ、キョウゴの能力を最大限に引き出す理想的な方法を見つけようとしているようだ」と論じており、その上で「アイルランド人FWのすぐ後ろでキョウゴをプレーさせるこのやり方には利点がある」として、新布陣が功を奏したと綴っている。

 さらに、ロジャース監督による、「我々は彼が中盤でプレーしている時に何ができるかを知っている」と語ったコメントも紹介しており、古橋がユーティリィティなプレーヤーであることも強調している。

 自らに課せられたタスクを確実にこなす古橋への信頼が揺るぎないものとなっていることは、指揮官のコメントを見ても明らか。そして、昨季と比較して公式戦での得点数こそ少ないものの、背番号8がチームの首位快走に貢献していることも間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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