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海外サッカー

「タケの素早く賢いプレーによるものだ」久保建英の先制点に繋がる機転に現地メディアが賛辞! ただプレー全体には「彼の日ではなかった」

THE DIGEST編集部

2024.03.17

カディス戦で先制点に繋がる機転の利いたプレーを見せた久保。(C) Getty Images

カディス戦で先制点に繋がる機転の利いたプレーを見せた久保。(C) Getty Images

 現地時間3月15日に行なわれたラ・リーガ第29節で、レアル・ソシエダはカディスを2-0で下して、14節セビージャ戦以来となるリーガでの連勝&ホームでの白星を飾った。
 
 久保建英は、リーガでは3試合ぶりとなる出場を果たし、右ウィングとしてスタメン入り。28分には、CKのキッカーとして機転を利かせ、素早くグラウンダーでペナルティーエリア内のミケル・オジャルサバルに合わせ、ミケル・メリノの先制ゴールを演出した。クラブは公式サイトで、この場面を「ナバーラ州出身の背番号8(メリノ)は、久保のクイックリスタートと、その後のオジャルサバルのアシストを活かした」と伝えている。

 68分にアルセン・ザハリャン(出場から2分でソシエダでの初ゴールをゲット)との交代でベンチに退いたが、それまでにボールタッチ44本、シュートなし、パス24本(成功16本)、キーパス3本、ドリブル4回(成功なし)、空中戦2回(勝利2回)、タックル4回(成功1回)、ファウル1回というスタッツを記録した(データ専門サイト『WhoScored.com』より)。

 現地メディアの報道では、マドリードのスポーツ紙『MARCA』も先制場面に注目し、「メリノは、同僚たちの戦略と狡猾さで先制ゴールをホームチームにもたらした。タケ・クボは非常に素早いCKを蹴り、カディス守備陣の隙を突いた。(中略)背番号8は、リバプールのディボック・オリギが2019年のチャンピオンズリーグ準決勝でバルセロナに対して決めたゴールを思い起こさせるようなアクションで、容赦なくゴールを決めた」と報じている。

 一方、『AS』紙は3点満点の採点で「1」止まりとし、個別評価では「イマノル・アルグアシル監督の戦略をしっかりと守り抜いた。先制点の場面では、CKで機転を利かせて、素早くボールを蹴り込んだ」と評価しながらも、「プレー中に危険な場面を創り出すのには苦労した」とネガティブな面も挙げた。
 
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