2024年6月から7月にかけて開催されるEURO2024の全出場国が決定した。3月26日にプレーオフ・トーナメントの決勝3試合が行なわれ、パスAはウェールズをPK戦で倒したポーランドが、パスBは54分と84分のゴールでアイスランドに逆転勝ちしたウクライナが、パスCはギリシャをPK戦の末に退けたジョージアが、それぞれ本大会出場を決めている。
【動画】母国のEURO初出場を祝うティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使の投稿をチェック!
とくに注目なのが、出場全24か国のうち唯一のEURO初出場国となったジョージアだ。1990年代から予選に参加しているワールドカップでもEUROでも、ジョージアは予選を突破して本大会に出場したことはなく、メジャー大会への出場は今大会が初めて。本大会では、ポルトガル、トルコ、チェコとともに、グループFに組み込まれている。
元フランス代表DFのウィリー・サニョール監督が率いる代表チームは、今予選でスペインやスコットランドと同居したグループAで4位に終わったが、UEFAネーションズリーグの成績でプレーオフ・トーナメントに進出。準決勝でルクセンブルクに2ー0で勝利すると、決勝ではスコアレスで突入したPK戦でギリシャを撃破し、本大会初出場を決めた。
ジョージアのスポーツメディア『Crystal Sport』によると、チームの顔でエースのFWフビチャ・クバラツヘリア(ナポリ)は、「人生でこれ以上の感情を抱いたことがない。とても幸せだ。120分間、ずっと応援してくれたファンには感謝したい。この試合は6万人対11人だった」と語り、あわせて23年10月に結婚した妻ニツァさんの妊娠を初公表。EURO初出場の祝賀ムードに拍車をかけた。
サニョール監督は、「いい選手、いいチームに恵まれた。この結果のためにみんなが団結した。このような感情を持つことが出来てうれしく思う。ここで仕事ができて幸せだ」と放送局『1TV』で心境を明かし、かつてACミランなどでプレーした代表OBで、現トビリシ市長のカハ・カラーゼ氏は、「単なる勝利ではなく、新たな歴史だ。私は選手として代表のメジャー大会に出場できなかったが、いまは幸せに感じてる。選手たちやファンを誇りに思う。おめでとう」と祝福した。
また、試合後に選手たちは、特設ステージが設けられたトビリシ市の共和国広場で約1000人のファンと喜びを分かち合うと、その場にジョージアのイラクリ・コバヒゼ首相が登場。「きょうは最も幸せな日だ。私自身サッカーファンとして30年間、この日を待ちわびていた。選手たちは大きな幸せを与えてくれた。彼らはヒーローであり、ヒーローは評価される必要がある。シャルバ・パプアシビリ国会議長と相談し、選手たちに功労勲章を授与することにした。代表チーム、そしてファンの皆さんに多くの愛を表したい。幸せだ。みんな、おめでとう」と首相は喜びを爆発させた。
X(旧ツイッター)での発言がよく話題になる、ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使も、母国のEURO初出場を祝福。「歴・史・的・快・挙。ジョージア、ギリシャをPK戦の末に制し、初となるヨーロッパの大舞台EURO2024へ! 応援ありがとうございます」とポストし、試合後に大観衆がピッチを埋め尽くして喜びを分かち合う壮観な動画をアップした。
構成●THE DIGEST編集部
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とくに注目なのが、出場全24か国のうち唯一のEURO初出場国となったジョージアだ。1990年代から予選に参加しているワールドカップでもEUROでも、ジョージアは予選を突破して本大会に出場したことはなく、メジャー大会への出場は今大会が初めて。本大会では、ポルトガル、トルコ、チェコとともに、グループFに組み込まれている。
元フランス代表DFのウィリー・サニョール監督が率いる代表チームは、今予選でスペインやスコットランドと同居したグループAで4位に終わったが、UEFAネーションズリーグの成績でプレーオフ・トーナメントに進出。準決勝でルクセンブルクに2ー0で勝利すると、決勝ではスコアレスで突入したPK戦でギリシャを撃破し、本大会初出場を決めた。
ジョージアのスポーツメディア『Crystal Sport』によると、チームの顔でエースのFWフビチャ・クバラツヘリア(ナポリ)は、「人生でこれ以上の感情を抱いたことがない。とても幸せだ。120分間、ずっと応援してくれたファンには感謝したい。この試合は6万人対11人だった」と語り、あわせて23年10月に結婚した妻ニツァさんの妊娠を初公表。EURO初出場の祝賀ムードに拍車をかけた。
サニョール監督は、「いい選手、いいチームに恵まれた。この結果のためにみんなが団結した。このような感情を持つことが出来てうれしく思う。ここで仕事ができて幸せだ」と放送局『1TV』で心境を明かし、かつてACミランなどでプレーした代表OBで、現トビリシ市長のカハ・カラーゼ氏は、「単なる勝利ではなく、新たな歴史だ。私は選手として代表のメジャー大会に出場できなかったが、いまは幸せに感じてる。選手たちやファンを誇りに思う。おめでとう」と祝福した。
また、試合後に選手たちは、特設ステージが設けられたトビリシ市の共和国広場で約1000人のファンと喜びを分かち合うと、その場にジョージアのイラクリ・コバヒゼ首相が登場。「きょうは最も幸せな日だ。私自身サッカーファンとして30年間、この日を待ちわびていた。選手たちは大きな幸せを与えてくれた。彼らはヒーローであり、ヒーローは評価される必要がある。シャルバ・パプアシビリ国会議長と相談し、選手たちに功労勲章を授与することにした。代表チーム、そしてファンの皆さんに多くの愛を表したい。幸せだ。みんな、おめでとう」と首相は喜びを爆発させた。
X(旧ツイッター)での発言がよく話題になる、ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使も、母国のEURO初出場を祝福。「歴・史・的・快・挙。ジョージア、ギリシャをPK戦の末に制し、初となるヨーロッパの大舞台EURO2024へ! 応援ありがとうございます」とポストし、試合後に大観衆がピッチを埋め尽くして喜びを分かち合う壮観な動画をアップした。
構成●THE DIGEST編集部
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