2024年６月14日に開幕するEURO2024の出場全24か国が、３月26日に決定。欧州各国メディアは本大会に焦点を当てたさまざまな記事を出している。そのなかで英メディア『90min』は、グループステージ（GS）から決勝トーナメントまでの勝ち上がりを完全予想。決勝のカードは「EURO2016の再現だ」とし、優勝国の名前も明記した。

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　同メディアはまず、グループA～Fの最終順位を次のように見通した。

A　１位ドイツ、２位スイス、３位ハンガリー、４位スコットランド
B　１位スペイン、２位イタリア、３位クロアチア、４位アルバニア
C　１位イングランド、２位デンマーク、３位セルビア、４位スロベニア
D　１位フランス、２位オーストリア、３位オランダ、４位ポーランド
E　１位ベルギー、２位ウクライナ、３位ルーマニア、４位スロバキア
F　１位ポルトガル、２位トルコ、３位チェコ、４位ジョージア

　GSを突破するのは、上位２チームと各グループ３位の成績上位４か国。同メディアはラウンド・オブ16の組み合わせを、実際のレギュレーションに従ってスイス対イタリア、ドイツ対デンマーク、イングランド対クロアチア、スペイン対ハンガリー、オーストリア対ウクライナ、ポルトガル対オランダ、ベルギー対セルビア、フランス対トルコと予想した。
  　このラウンドを突破すると予想したのは、イタリア、ドイツ、イングランド、ハンガリー、オーストリア、ポルトガル、ベルギー、フランス。注目はハンガリーの躍進で、「リバプールのドミニク・ソボスライがハンガリーに力を与える」と評し、スイス対イタリアはPK戦までもつれ、「最終的にイタリアが勝つだろう」と見立てている。

　準々決勝のカードは、ドイツ対ハンガリー、ポルトガル対オーストリア、ベルギー対フランス、イングランド対イタリアと予想。それぞれドイツ、ポルトガル、フランス、イングランドが勝利するとし、「旋風を巻き起こしたハンガリーとオーストリアの旅はここで終わる。イングランドは前回大会の決勝で敗れたリベンジを果たす」と評した。

　準決勝の対戦は、ドイツ対ポルトガル、フランス対イングランド。「ドイツはポルトガルの強力なサイド攻撃を防ぐことができない」、「イングランドはカタールＷ杯準々決勝で敗れたフランスの壁をまたも超えられないだろう。ガレス・サウスゲイト監督が率いるイングランドは、重要な一戦で強豪国を破る力があることを証明できていない」とし、ポルトガルとフランスが決勝に進むと見通している。

「決勝はEURO2016の再現」となるポルトガル対フランス。「８年前は延長後半の109分にFWエデルが一世一代のゴールを決めて英雄となった。この一戦も気難しく緊迫した試合展開になるはずだ。勝負がどちらに転がるか分からないが、かつての世界最高峰クリスティアーノ・ロナウドではなく、現在の世界最高選手キリアン・エムバペが母国を頂点に導くだろう」と、フランスの優勝を予想した。

構成●THE DIGEST編集部

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