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海外サッカー

ローマダービーで“幻のゴール”の鎌田大地、現地メディアの評価は二分…「春の到来とともに調子を上げた」「首都での冒険は花開いていない」

THE DIGEST編集部

2024.04.08

ローマダービーでフル出場を果たした鎌田。(C)Getty Images

ローマダービーでフル出場を果たした鎌田。(C)Getty Images

 現地時間4月6日に行なわれたセリエA第31節、ラツィオは伝統の「ローマダービー」でCKからマンシーニのヘッド弾を許し、宿敵ローマに0-1の敗北を喫している。

 鎌田大地はイゴール・トゥドールの監督就任とともに序列が上がり、この大一番でも2列目の左サイドで先発出場を果たし、途中からは中盤の底に下がってプレー。ボールタッチ46回、パス36本(成功31本)、キーパス1本、ドリブル3回、タックル4回(成功2回)、ファウル2回のスタッツを記録し、64分にはマッテオ・ゲンドゥジのパスをゴール前で受けてゴールネットを揺らす場面もあったが、オフサイドで無効とされた。

 この日本人選手に対する現地メディアの評価を見ると、スポーツ紙『Corriere dello Sport』は10点満点の採点で及第点の「6」を与え、「彼もまた、ルイス・アルベルト同様、攻撃的MFとして苦戦している。前線でプレーすることは、彼をチームのボールポゼッションから排除してしまう。しかしボランチの位置に下がると、チームのプレーをより良くし、その個性と対抗力を示す。ラツィオの新しい方向性の中で、おそらく最も効果的で驚くべきニューフェイスだ」と賛辞を贈っている。
 
 逆にローマのデジタル新聞『Roma Today』は真逆の評価を下し、鎌田への採点はチーム単独最低の「4.5」で、「MF選手の非常に悪いパフォーマンス。この試合は彼の将来にとっても重要な一戦だったが、彼はそれを無駄にしてしまった。試合に全く溶け込むことができなかった」と、寸評は終始ネガティブなものとなった。

 一方、『LEGGO』紙は「攻撃的MFとしてのプレーについては、少しでも動きを見せようと努めたが、有用なプレーは散発的だった。それ以外は相手にとって予測しやすいものばかりであり、そのため簡単に封じ込められてしまった」と、こちらも厳しい総括となり、採点は「5.5」が付与されている。
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