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守備でも大貢献の17歳DFが放った“1本の縦パス”がバルサ先制のきっかけに! シャビ監督も「もはや彼を称賛する言葉が尽きたよ」と大絶賛

THE DIGEST編集部

2024.04.11

攻守に活躍し、パリSG戦の勝利に貢献した17歳のパウ・クバルシ。(C)Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1レグ、パリ・サンジェルマン対バルセロナの一戦は、3-2でアウェーのバルセロナが勝利を収めた。

 試合は、前夜のレアル・マドリー対マンチェスター・シティ戦を想起させるような激しい点の取り合いとなった。37分、バルセロナがラフィーニャの右足シュートで先制すると、後半立ち上がりの48分と51分にウスマンヌ・デンベレとヴィティーニャが立て続けにゴールを奪い、パリSGがあっさり逆転に成功する。

 1点を追う立場になったバルセロナは、ここからシャビ監督の交代策が的中。61分にピッチに送り込まれたペドリがその1分後、見事な浮き球のパスでラフィーニャのこの日2点目をアシストすると、75分に途中出場したアンドレアス・クリステンセンも、投入の2分後にコーナーキックからヘディングで決勝点をもぎ取った。
 
 またバルセロナでは、指揮官の好采配とともに若い選手の躍動も目に付いた。特筆したいのは、ナポリ戦に続いて攻守両面で輝いたパウ・クバルシだ。デンベレやキリアン・エムバペのような名手とも対等以上に渡り合い、彼らから自由を奪っていた17歳のCBは、自慢のフィードセンスも披露。37分には攻撃のスイッチを入れるべく、前線のロベルト・レバンドフスキへ鋭い縦パスを差し込み、それがきっかけとなって先制点が生まれている。

 シャビ監督も試合後、「パウ・クバルシは素晴らしい選手。彼はワールドクラスだ。17歳があのようなパフォーマンスをするのは普通ではない。もはや彼を称賛する言葉が尽きたよ。彼は例外的なレベルにいる。ベテラン選手のように競争する。それはまさに正気の沙汰ではない」と絶賛している。

 やや膠着していたゲームを1本のパスで打開して見せたクバルシ。同世代のラミネ・ヤマル(16歳)ほどプレーに派手さはないが、CL準々決勝という大舞台で、改めてその能力の高さを世界に知らしめた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】バルサがパリSGに先勝! CL準々決勝第1レグハイライト
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