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「試合全体を通して活躍が目立った」南野拓実、2位の座を懸けた上位決戦での“トドメ弾”が現地メディアから高評価! 残り試合でのキーマンとしての期待も

THE DIGEST編集部

2024.04.23

30節のブレスト戦で今季8得点目を挙げた南野。(C)Getty Images

 現地時間4月21日に行なわれたリーグ・アン第30節で、モナコはブレストとの上位直接対決を2-0で制して2位の座を奪取するとともに、3連勝&7戦無敗(5勝2分け)を達成している。

 敵地での一戦、40分にデニス・ザカリアによるテクニカルなシュートで先制したモナコは、後半開始早々の48分にリードを広げる。ワンツーで左サイドを抜け出したクレピン・ディアッタのグラウンダーのクロスをニアで合わせたのは南野拓実。一度はオフサイドの判定が下されたものの、VAR検証によってこれが覆され、彼にとっては今季8得点目となった。

 試合後に自身のSNSでゴール後の歓喜の画像を公開して喜びを表わした南野について、クラブの公式サイトは「ディアッタと南野の完璧な連係」とそのプレーに賛辞を贈り、ゴールだけでなく「素晴らしいクロス」を見せたことなども紹介。リーグ・アン公式サイトは、「混沌とした結末(後半アディショナルタイムにモナコの2選手が退場に)の一戦で勝利に相応しかった」アウェーチームにおいて、2列目の中央に位置した南野が84分にウィサム・ベン・イェデルと交代するまでに、多くの攻撃プレーに絡んだことを伝えている。
 
 現地メディアの報道では、スポーツ紙『L’EQUIPE』が「ディアッタのスピード、マグネス・アクリウシュのパス、そして南野のシュートで得点」と報じた他、ザカリアの先制弾の数秒前、フォラリン・バログンのクロスをジュリアン・ル・カルディナルがクリアしようとした際に南野が彼を背後から押し倒したとして、ブレストのエリック・ロワ監督がモナコの得点に異議を唱えたことなどを報じた。

 日刊紙『Le Figaro』は、「ハーフタイム終了後、モナコはすぐに追加点を奪った。ディアッタは左サイドで素晴らしいワンツーを決め、ペナルティーエリア内で南野にパス。日本人選手は相手のゴールに押し込むだけの状況だったが、この2点目がブレストの選手たちの士気に影響を与えた」と得点場面に言及し、また「モナコは前半15分間で良いプレーを見せ、特に南野とアクリウシュのデュオは攻撃の最前線で非常に効果的だった」と綴っている。

『Le Monde』紙も、「南野が決めたモナコの2点目以降、ブレストは忍耐力と集中力を失った」として、この日本人選手のゴールが試合の流れに大きな影響を与えたことを強調。サッカー専門サイト『Made in FOOT』は10点満点の採点でチーム2番目タイとなる「6.5」の評価を背番号18に下した。
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「南野が最高の状態であることで、モナコは自信を持って前進している」