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南野拓実、リール戦で印象的な幾つかのプレーを披露! 現地メディアは「チームを目覚めさせた」「重要な場面でボールを保持」と報道

THE DIGEST編集部

2024.04.26

勝利したリール戦でフル出場を果たした南野拓実。(C)Getty Images

 現地時間4月24日に行なわれたリーグ・アン第29節、現在2位のモナコはホームで4位リールを1-0で下し、4連勝を達成している。

 61分にユスフ・フォファナの見事なシュートで決勝点を挙げたモナコは上位対決を制し、さらに前節の直接対決で下した3位ブレストが連敗を喫するなど、ライバルが揃って敗れたことにより、2位の座を維持する上で非常に優位な状況に立つこととなった他、首位を快走するパリ・サンジェルマンの今節での優勝を阻んだ。

 この一戦で南野拓実はリーグ10試合連続の先発出場を果たし、左サイドハーフとして90分間プレー。クロスバーをかすめたミドルやドリブル突破、そして相手攻撃選手のペナルティーエリア内への侵攻を阻止する深いタックルなど攻守で奮闘。スタッツでは、ボールタッチ56回、シュート5本(両チーム最多)、パス30本(成功24本)、キーパス1本、ドリブル2回(成功1回)、タックル6回(成功4回)インターセプト1回、ボールロスト1回を記録している。

 現地メディアの評価では、サッカー専門サイト『Made in FOOT』は10点満点の採点でフォファナ(7)に次ぐチーム2番目タイとなる「6.5」を日本人選手に付与。一方、『SO FOOT』は、南野の惜しいミドルやドリブルでの突破を伝えるとともに、「リールのポルトガル人、ティアゴ・サントスがテクニックで南野を翻弄し、その後に日本人に倒されたが、主審は何も反応しなかった」と、終盤でのあわやPK献上の場面に言及した。
 
『maxifoot.fr』は、個別評価の記事において「彼は前半、20メートルの距離から素晴らしいシュートでチームを目覚めさせ、ハーフタイム前にはPKを獲得するところだった。後半も日本人は良いプレーを見せたが、ペナルティーエリア内でサントスに対して非常に危険なタックルを仕掛けた。だが幸いなことに、主審とVARに動きはなかった」と南野のプレーを振り返り、採点は及第点の「6」としている。

 モナコの地元メディアでは、日刊紙『monaco-matin』が「ハーフタイム後、モナコは南野、ウィサム・ベン・イェデル、フォラリン・バログンを中心に攻撃面でのプレッシャーを強めた。しかし、チャンピオンズリーグ出場権を争う直接のライバルであるリールを下せたのは、自ら回収したボールをドリブルで運んでシュートを決めたフォファナ個人の活躍のおかげだった」と伝えた。

 同メディアも南野に対し、採点は「6」を付与し、「20メートル地点からのシュートは、わずかに枠の上に飛んで行った。マグネス・アクリウシュとの見事なワンツーの後、彼は倒れてPKを狙ったが、逆に試合終了間際にはティアゴ・サントスへのタックルでリールにPKを献上する危険があった。それでも彼は、重要な場面でボールを保持し続けた」と、ポジティブに評している。

 なお、モナコのクラブ専門サイト『LA DIAGONALE』の南野に対する採点も、やはり「6」で、チーム3番目の評価だった。

構成●THE DIGEST編集部

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