パリ五輪アジア最終予選を兼ねたサッカーのU-23アジアカップは現地４月25日、準々決勝が行なわれ、日本がカタールに延長戦の末に４対２で勝ちベスト４に進んだ一方で、10大会連続出場を狙った韓国が伏兵のインドネシアに敗れる波乱があった。

　グループBを１位で勝ち抜けた韓国は、グループA２位のインドネシアと対戦。２-２で突入したPK戦を10-11で落とし、パリ五輪出場権を逃した。韓国国内では「ドーハの大惨事」（SPOTV NEWS）、「絶望！再びカタールで残酷な歴史」（BEST ELEVEN）などと大きく報道され、ショッキングなニュースとなっている。

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　また、韓国の連続出場が途切れたニュースは、アジア各国でも驚きを持って報じられている。今大会で日本、韓国と同組だった中国のメディア『捜狐』は「アジアカップ最強のダークホースが誕生！ 韓国を破り、中国男子よりもはるかに優れていた」と銘打った記事が掲載され、「インドネシアは初めてU-23アジアカップに出場したが、信じられないことに韓国を下した。韓国が出場権を逃したのは（92年の）五輪サッカー再編後、初めてのことだ」と伝えた。

　また、米大手メディア『ESPN』アジア版では、「ドラマチックな方法でインドネシアが韓国に驚異的な番狂わせ！オリンピックに近づく」とインドネシアの偉業を称えるとともに、試合内容を詳報。「韓国は今年、パリには参加しない。全く信じられないことに、そのチャンスを手にしているのはインドネシアだ」とアジアの勢力図を覆す勝利に驚きを禁じ得ないよう様子だ。

　いよいよ五輪出場権がかかるU-23アジアカップの準決勝は、日本がイラク対ベトナムの勝者と、インドネシアがウズベキスタン対サウジアラビアの勝者と現地時間の4月29日に対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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