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デュエルの強さ、組み立て、好機創出…攻守で存在感発揮の鎌田大地、現地メディアからはチーム最高評価も!「謎めいた存在だったのは遠い過去」

THE DIGEST編集部

2024.05.13

鎌田はトゥドール監督の就任後、好調を維持している。(C)Getty Images

 5月12日に行なわれたセリエA第36節で、ラツィオはエンポリを2-0で下し、7位(ヨーロッパリーグ出場圏内)以上を確定させている。

 本拠地オリンピコでの一戦、ボールポゼッションでは大きく上回りながらも、降格の危機から抜け出していないアウェーチームに多くのシュートを浴び、ピンチも迎えたラツィオだったが、前半アディショナルタイムにCKからパトリックが先制。そしてリードを保ったまま迎えた89分には、タイミング良く上がったマティアス・ベシーノのシュートでダメ押し点を挙げ、2戦ぶりの勝利。連続無敗を5試合(公式戦6試合)に伸ばした。

 イゴール・トゥドール政権が始動して以降、セリエAでは7試合連続でスタメンに名を連ねた鎌田大地は、この試合でも中盤で存在感を発揮。効果的なプレーを幾つも披露し、出場した88分間のスタッツは、ボールタッチ71回(全体3位)、シュート1本(枠内)、パス55本(成功51本)、キーパス2本、ドリブル2回(成功2回)、タックル6回(成功5回)、インターセプト1回、ドリブルで抜かれた回数1回、ファウル2回を記録している(データ専門サイト『WhoScored.com』より)。
 
 自身のSNSでチームメイトと喜びを分かち合う場面の画像を公開した背番号6のプレーについて、現地メディアの評価を見ると、10点満点の採点では大手スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』がチーム最高タイの「7」、『Corriere dello Sport』紙も「7」(チーム最高タイ)、日刊紙『CORRIERE DELLA SERA』は「6.5」(チーム2番目)、『Il Messaggero』紙は「7」(チーム2番目タイ)、そして『La Repbulica』は「7」(チーム2番目タイ)を、それぞれ与えた。

 この中で『Corriere dello Sport』紙は、寸評で「鎌田は1対1で4回、デュエルで7回の勝利を記録するハイパフォーマンスを発揮。クオリティーは高く、プレーのタイミングも良かった彼は、オリンピコの観客からも称賛を受けた」と絶賛している。

 一方、『Roma Today』紙の採点は及第点の「6」に止まり、寸評では「日本人選手のプレーはポジティブなものだった。ボールを失ってチームに危険をもたらしたが、それは一度だけに終わり、後半はそのパフォーマンスが向上した」と振り返った。
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「トゥドール監督の手厚い指導で生まれ変わった」