現地時間6月18日に行なわれたEURO2024グループリーグ第1節で、ポルトガル代表はチェコ代表を2-1で下して白星スタートを切った。この試合でフル出場を果たしたFWクリスティアーノ・ロナウドは、幾つかの大記録を樹立している。
ラファエウ・レオンと14歳差2トップを組み、自らゴールを奪うことはできなかったものの、惜しいシュートを放ったり、複数の好機に絡んだりと、相手守備陣に脅威を与えた39歳は、この90分間のプレーにより、EUROに6大会連続出場した最初の選手となり、本大会での最多出場記録を27試合(予選を含めれば71試合)に更新してみせた。
試合後、自身のSNSで「最後まで(諦めない)、ポルトガル!」と投稿し、自身のプレーや後半アディショナルタイムのフランシスコ・コンセイソンによる劇的な決勝ゴールの後の喜びの場面の画像を公開したC・ロナウドについては、チームメイトのディオゴ・ダロトが「彼は非常に調子が良く、集中できているし、フィジカルも良好だ。いつでもゴールを決める準備ができているから、今後もこの状態が続くことを願っている」と信頼を寄せている。
ロベルト・マルティネス監督は「ここ最近で逆転勝利を奪ったのは初めてのことだ。これは、グループが団結し、立ち直る力を示したからだ」とチームとしての勝利を強調したが、敗れた敵将のイワン・ハシェックは「この年齢でこのようなプレーを続けていることが信じられない。彼は天才だ。狭いスペースでも、ゴールにシュートを撃ち込む方法を見つけられる彼は、間違いなく史上最高の選手のひとりだ」と、C・ロナウドに賛辞を贈った。
カタール・ワールドカップで満足なパフォーマンスを発揮できずに終わって以降、サウジアラビアの金満リーグを嫌悪し、そこに参加したC・ロナウドを厳しく評して、時に嘲笑してきた一部の英国メディアなどを中心に、大会開幕前も今回の試合後も彼の不要論を訴える声は多々聞かれるが、それでも39歳が打ち立てた金字塔は偉大という他ないだろう。
長くプレーとコンディションの両方で良い状態を保ち続けたからこその勲章を手にしたC・ロナウド。ちなみに先日は、フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』が過去16回開催されてきたEUROの歴代ベストイレブンを発表したが、数々の歴史的なレジェンドとともに、彼も選出されている。その顔ぶれは以下の通り。
GK:イケル・カシージャス(スペイン)
DF:パオロ・マルディーニ(イタリア)、フランツ・ベッケンバウアー(西ドイツ)、セルヒオ・ラモス(スペイン)、フィリップ・ラーム(ドイツ)
MF:フランク・ライカールト(オランダ)、シャビ(スペイン)、ジネディーヌ・ジダン(フランス)、ミシェル・プラティニ(フランス)
FW:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)、マルコ・ファン・バステン(オランダ)
同メディアは、C・ロナウドの選定理由として、「ほとんど議論の余地はない。このメンバーで唯一の現役代表選手であるC・ロナウドは今夏、ドイツで再び欧州制覇に挑む前に、すでにこのコンペティションで多くの最多記録を積み上げている。出場大会数、出場試合数の他、最多得点記録(14得点※予選を含めた55得点も最多)も保持する彼は、2016年大会ではチームとしてもタイトルを獲得しており、このイレブンでも容易に前線に立つことができる」と称賛をまじえて綴っている。
初戦で大きな高みに到達したC・ロナウドは今後、出場記録、そして得点記録をどこまで更新できるか。それは、今大会の大きな興味のひとつとなるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ポルトガルが劇的勝利! アディショナルタイムの一撃でチェコを倒す!
ラファエウ・レオンと14歳差2トップを組み、自らゴールを奪うことはできなかったものの、惜しいシュートを放ったり、複数の好機に絡んだりと、相手守備陣に脅威を与えた39歳は、この90分間のプレーにより、EUROに6大会連続出場した最初の選手となり、本大会での最多出場記録を27試合(予選を含めれば71試合)に更新してみせた。
試合後、自身のSNSで「最後まで(諦めない)、ポルトガル!」と投稿し、自身のプレーや後半アディショナルタイムのフランシスコ・コンセイソンによる劇的な決勝ゴールの後の喜びの場面の画像を公開したC・ロナウドについては、チームメイトのディオゴ・ダロトが「彼は非常に調子が良く、集中できているし、フィジカルも良好だ。いつでもゴールを決める準備ができているから、今後もこの状態が続くことを願っている」と信頼を寄せている。
ロベルト・マルティネス監督は「ここ最近で逆転勝利を奪ったのは初めてのことだ。これは、グループが団結し、立ち直る力を示したからだ」とチームとしての勝利を強調したが、敗れた敵将のイワン・ハシェックは「この年齢でこのようなプレーを続けていることが信じられない。彼は天才だ。狭いスペースでも、ゴールにシュートを撃ち込む方法を見つけられる彼は、間違いなく史上最高の選手のひとりだ」と、C・ロナウドに賛辞を贈った。
カタール・ワールドカップで満足なパフォーマンスを発揮できずに終わって以降、サウジアラビアの金満リーグを嫌悪し、そこに参加したC・ロナウドを厳しく評して、時に嘲笑してきた一部の英国メディアなどを中心に、大会開幕前も今回の試合後も彼の不要論を訴える声は多々聞かれるが、それでも39歳が打ち立てた金字塔は偉大という他ないだろう。
長くプレーとコンディションの両方で良い状態を保ち続けたからこその勲章を手にしたC・ロナウド。ちなみに先日は、フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』が過去16回開催されてきたEUROの歴代ベストイレブンを発表したが、数々の歴史的なレジェンドとともに、彼も選出されている。その顔ぶれは以下の通り。
GK:イケル・カシージャス(スペイン)
DF:パオロ・マルディーニ(イタリア)、フランツ・ベッケンバウアー(西ドイツ)、セルヒオ・ラモス(スペイン)、フィリップ・ラーム(ドイツ)
MF:フランク・ライカールト(オランダ)、シャビ(スペイン)、ジネディーヌ・ジダン(フランス)、ミシェル・プラティニ(フランス)
FW:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)、マルコ・ファン・バステン(オランダ)
同メディアは、C・ロナウドの選定理由として、「ほとんど議論の余地はない。このメンバーで唯一の現役代表選手であるC・ロナウドは今夏、ドイツで再び欧州制覇に挑む前に、すでにこのコンペティションで多くの最多記録を積み上げている。出場大会数、出場試合数の他、最多得点記録(14得点※予選を含めた55得点も最多)も保持する彼は、2016年大会ではチームとしてもタイトルを獲得しており、このイレブンでも容易に前線に立つことができる」と称賛をまじえて綴っている。
初戦で大きな高みに到達したC・ロナウドは今後、出場記録、そして得点記録をどこまで更新できるか。それは、今大会の大きな興味のひとつとなるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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