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及第点以上はわずか4人…EURO2024敗退のイタリア代表全選手を母国紙が査定! また「チームをより安全に導くため」と指揮官への提言も

THE DIGEST編集部

2024.07.04

続投が決まったイタリア代表のスパレッティ監督。(C)Getty Images

 EURO2024のラウンド・オブ・16では、イタリア代表がスイス代表に0-2の完敗を喫し、ディフェンディングチャンピオンは早々に大会から姿を消している。

 開始23秒でいきなり先制ゴールを許したアルバニア戦こそ、その後は好パフォーマンスを発揮して逆転勝利(2-1)を飾ったものの、続くスペイン戦では0-1というスコア以上の防戦ぶりで、グループ最終節のクロアチア戦は終了間際のゴールで何とか追いついて(1-1)2位を確保。しかしスイス戦では守備は翻弄され、攻撃では枠内シュートわずか1本と効果的なプレーがほとんど見られないまま、あえなく終戦の笛を聞く羽目となった。

 ルチアーノ・スパレッティ監督は「全ての責任は私にある」、キャプテンのジャンルイジ・ドンナルンマは「失望させてしまった人々に謝罪したい」とコメントを残し、これに対してイタリア国内メディアの流すニュースの見出しには「恥」「災害」「衝撃的」「屈辱」といった単語が並んだ。
 
 2018年ロシア・ワールドカップ予選で出場権を逃して世界中を驚かせた後、ロベルト・マンチーニ監督の下でチームを立て直し、EURO2020(コロナ禍で2021年に開催)では1968年大会以来2度目の欧州制覇を果たした「アッズーリ」だが、2022年カタールW杯でも予選突破に失敗。どん底に突き落とされたカルチョの威信を回復するためにも好成績が必要だった今夏、彼らを待ち受けていたのは、さらなる屈辱だった。

 代表チームの早すぎる帰国を受けて、スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は今大会のアッズーリ各選手を評価。当然ながらそれは非常に厳しいものとなり、10点満点の採点で及第点の「6」以上を与えられたのは、全26選手で評価対象となった20人+監督のうち、わずか4人だった。全選手の採点は以下の通り。

7.5点:GKドンナルンマ
6点:DFリッカルド・カラフィオーリ、FWマッティア・ザッカーニ、DFアレッサンドロ・バストーニ
5点:MFニコロ・ファジョーリ、DFアンドレア・カンビアーゾ、MFニコロ・バレッラ
4.5点:FWジャコモ・ラスパドーリ、MFブライアン・クリスタンテ、DFマッテオ・ダルミアン、DFフェデリコ・ディマルコ、FWステファン・エル・シャーラウィ、FWフェデリコ・キエーザ、MFロレンツォ・ペッレグリーニ、MFダビデ・フラッテージ、DFジャンルカ・マンチーニ
4点:MFジョルジーニョ、FWマテオ・レテギ、FWジャンルカ・スカマッカ、DFジョバンニ・ディ・ロレンツォ、スパレッティ監督
 
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長く暗黒時代が続くのか、あるいはこの屈辱が「良い薬」となるのか