海外サッカー

鎌田大地を「プレミアリーグで最もエキサイティングな補強選手」のひとりに英専門メディアが選定!「驚きの存在になるか、全くの期待外れに終わるか」

THE DIGEST編集部

2024.07.23

プレミアリーグのクリスタル・パレスに移籍した鎌田。(C)Getty Images

 今夏にラツィオとの契約満了を迎え、フリーランスとしてプレミアリーグのクリスタル・パレスと2年契約を交わした鎌田大地。7月19日にはチャールトンとの親善試合(1-1)に先発出場し、終了間際の90分には同点ゴールにも絡むなど、早くも存在感を示している。

 背番号20をつけてプレーした彼について、パレスのクラブ専門メディア『WE ARE PALACE』は「元ラツィオのスターは、すぐに大きな影響をチームに与えた。ここまでの輝かしいキャリアで担ってきた10番のポジションではなく、守備的MFの役割で出場した彼は、パレスのゴール場面では重要なパスを出し、それがジェスラン・ラク=サキの素晴らしいフィニッシュに繋がった」と伝えた。

 同メディアは、さらに「チャールトン戦で輝き、同点ゴールで重要な役割を果たした彼は、オリバー・グラスナー監督の下で重要なシーズンを迎えることになるかもしれない」と綴り、今季のパレスのキーマンとなる可能性がある日本代表選手に期待を寄せた。

 同メディアだけでなく、新天地のファンにも好印象を与えるのに成功した鎌田だが、別のクラブ専門サイト『tpw』は、パレスのスポーツディレクターを務めるダギー・フリードマンの選手補強における仕事を評価する記事の中で鎌田にも言及し、「ラツィオからフリーで加入した彼も、フリードマンの典型的なビジネスの一環だ」と紹介して、この新加入選手に賛辞を贈っている。
 
「かつてフランクフルトでグラスナー監督と一緒に仕事をしていたことが、その才能と柔軟性と並んで、鎌田の大きな魅力のひとつとなっている。複数のポジションに対応できる選手であることからも、これはパレスにとって絶妙な補強と言えるだろう。フリードマンSDはヨーロッパリーグ優勝に貢献した選手を、移籍金をいっさい払うことなく獲得することができた」

 鎌田の獲得を高く評価しているのは地元メディアだけでなく、イギリスのサッカー専門サイト『Football365』は、「プレミアリーグで最もエキサイティングな補強選手11人」と題した記事において、今夏に世界最高峰リーグで活躍が期待できる新加入選手のひとりにこのMFを選定。その顔ぶれは以下の通りだ。

GK:カルロス・ミゲル(ノッティンガム・フォレスト)
CB:レニー・ヨロ(マンチェスター・ユナイテッド)
CB:ジェイコブ・グリーブス(イプスウィッチ)
CB:ルイス・ホール(ニューカッスル)
DM:アーチー・グレイ(トッテナム)
CM:エリオット・アンダーソン(ノッティンガム・フォレスト)
CM:ルーカス・ベルグバル(トッテナム)
AM:鎌田大地(クリスタル・パレス)
RW:ヤンクバ・ミンテ(ブライトン)
LW:サビオ(マンチェスター・シティ)
ST:イゴール・チアゴ(ブレントフォード)

 これら期待の若者、あるいはプレミアリーグ初参戦の選手で構成された「ベストイレブン」の一員となった鎌田について、同メディアは「グラスナー監督率いるフランクフルトで輝いた、ゴールも決められるMFとして定評のある鎌田。パレスで再びかつてのボスと共闘する彼は、驚きの存在になるか、全くの期待外れに終わるかのどちらかだろう。このような補強は、常に最高だ」と、独特の表現で強い興味を示している。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】鎌田大地、新天地クリスタル・パレスでの初練習
NEXT
PAGE
【動画】鎌田大地、新天地クリスタル・パレスでの初練習