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「南米チーム最悪の敗北」オリンピックでの5点差敗戦は52年ぶり。”OAゼロ”の日本に屈辱完敗パラグアイに母国辛辣【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.25

パラグアイは日本に屈辱の5失点で初戦を落とした。写真:金子拓弥 (THE DIGEST写真部/JMPA代表撮影)

 屈辱的な大敗に嘆きが止まらない。

 現地7月24日、パリ五輪の複数競技が開会式に先立ちスタートした。サッカー男子の1次リーグD組の日本代表は南米予選トップ通過の強豪パラグアイと対戦し、大量5得点を挙げて完勝した。

 開幕戦でいきなり若きサムライブルーがゴールラッシュで魅了した。19分に三戸舜介が先制点を決めると、63分にも再び三戸がヘディングで2ゴール目をゲット。69分には山本理仁がミドルシュートを炸裂してネットを揺らすと、終盤には途中出場のFW藤尾翔太がダメ押しの2得点でパラグアイを粉砕した。

 その一方で、パラグアイにとって痛恨だったのは25分。背番号10のウィデル・ビエラの一発退場だ。球際の攻防で平河悠の足を踏みつけたラフプレーについてVARが介入し、モニターで確認をした主審が退場を宣告。ビエラは肩を落とし、序盤でエースを欠き1人少なくなったパラグアイは日本の波状攻撃に足が止まりだし、3点目を取られた終盤以降は完全に戦意を喪失した。
 
 オーバーエイジ枠(24歳以上)ゼロの日本に対し、不甲斐ない戦いを演じたパラグアイに母国メディア『VERSUS』は「日本に歴史的大敗。オリンピックのスタートは最悪だ」「完全に子供じみた行為に出たレッドカード」などなど、大事な初戦を5失点で完敗したチームを糾弾した。

 さらに米放送局『ESPN』のスペイン語版によると、五輪サッカーの男子における「南米チーム最悪の敗北」と称される1972年8月30日のミュンヘン五輪でコロンビアが東ドイツに1対6で敗れて以来、5点差での敗戦は実に52年ぶりだった。

 初戦で日本に敗れたパラグアイは次戦、27日にマリと引き分けたイスラエルと対戦する。ブラジルやアルゼンチンの2強を抑えて予選1位でオリンピック本大会に進出を果たした南米の雄は立て直すことができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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