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「早朝から凄いものを観た!」2連勝のU-23日本代表、準々決勝進出決定! 82分に先制、終了間際のPKを凌ぐ「この勢いでメダルだ」とファン歓喜【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.28

82分に決勝ゴールを決めた山本(左)。(C)Getty Images

 現地7月27日、パリ五輪サッカー男子のグループステージ(GS)第2節が行なわれ、U-23日本代表がU-23マリ代表と対戦。1ー0で勝利を収めて勝点を6とし、準々決勝進出を決めた。

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 GS初戦でパラグアイに5ー0で快勝した日本は、1分に細谷真大がシュートを放って相手守備を脅かす。37分には藤田譲瑠チマが荒木遼太郎にスルーパスを送ったが、わずかに長かった。

 守備では小久保玲央ブライアンが何本も好セーブ。GS初戦でU-23イスラエル代表と1ー1で引き分け、決勝トーナメントに進出するには勝利が必要となるマリの攻撃を防いだ。

 後半開始早々にも日本が好機を作る。細谷のパスを受けた斉藤光毅がシュートに持ち込むも相手DFに止められた。56分には中盤のパスミスからカウンターを浴びたが、高井幸大が身体を投げ出して相手の突破を防いだ。

 57分に日本は斉藤と荒木に代えて藤尾翔太、三戸舜介を投入。初戦でそれぞれ2点を決めた両アタッカーをピッチに送り込んだ。69分には山田楓喜を下げて佐藤恵允を投入。前線の活性化を狙った。
 
 76分には細谷が右サイトの裏に飛び出して中央にセンタリング。ゴール前で三戸が待ち受けたが、先に相手DFに触れられたため、押し込むことができなかった。

 82分に日本が待望の先制点を奪った。独力で右サイドを突破した細谷がグラウンダーのクロス。ニアで三戸が絡み、ファーに走り込んだ佐藤が放ったシュートは相手GKに防がれたが、こぼれ球を山本理仁が相手と競り合いながら押し込んだ。マリの連続攻撃が続き、劣勢を強いられていたなかでのゴールだった。

 試合はこのままでは終わらなかった。後半アディショナルタイムに相手のシュートが川崎颯太の手に当たり、VARチェックを経てPKの判定となった。ここで存在感を放ったのは小久保だった。相手のシュートコースを読み切って右に飛ぶと、再三にわたって日本ゴールを脅かしてきたシェイクナ・ドゥンビアのシュートはゴール左に逸れていった。

 終盤にスコアが動いた試合はこのまま1ー0で終了。2連勝の日本が決勝トーナメント進出を決めた。

 終盤にゴールとPKのピンチが訪れた一戦を見守ったファンは、「早朝から凄いものを観た!」「苦戦したけど、ワンチャンを決めきった」「理仁はよく押し込んだ」「小久保の威圧感は凄かった」「ナイスゲームだ」「個では負けていた感じだけど、チームとして勝った」「PKを取られた時は焦った」「この勢いでメダルだ!」などと、歓喜の雄叫びを挙げた。

構成●THE DIGEST編集部

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