2024-25シーズンのラ・リーガが開幕し、現地時間8月18日にはレアル・ソシエダがラージョ・バジェカーノと対戦して1-2の敗北を喫している。
本拠地レアレ・アレナでの一戦、ソシエダは幾度かチャンスを創出するもゴールネットを揺らせないまま後半を迎え、67分にホルヘ・デ・フルトスの個人技で先制点を奪われると、84分には自チームのスローインが相手に渡ってセルヒオ・カメージョに痛い2点目を献上。反撃はアディショナルタイム8分にマルティン・スビメンディが1点を返すのが精一杯で、あえなく黒星スタートを余儀なくされた。
ソシエダでの3シーズン目を迎えた久保建英は、定位置の右ウイングで先発出場し、ドリブルでの進攻やパスで幾度かチャンスを創ったが、試合から消える時間も少なくなく、68分にアンデル・バレネチェアとの交代でベンチに退いた。データ専門サイト『WhoScored.com』によれば、ボールタッチ35回、シュートなし、パス12回(成功10回)、キーパス1回、ドリブル6回(成功2回)、タックル1回、ボールロスト6回、ファウル2回というスタッツを記録している。
現地メディアの報道を見ると、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点で「1」と厳しい評価を下したが、「タケは得意のドリブルでマーカーのアルフォンソ・エスピーノに問題を引き起こした」「久保はソシエダの攻撃のほぼ全ての起点となった」とポジティブな記述も複数見られた。
同採点とした『AS』紙も、「久保はシェラルド・ベッカーとともに、サイドでスピードと鋭さを見せた」と称賛。個別評価では「試合に入るのに少し時間がかかったが、一度エンジンがかかると、右サイドで多くの危険を創出。彼を止める手段はファウルしかなかった。疲労のために交代したが、さらに良いプレーで多くの決定的な場面を生み出すことが求められる」と綴っている。
続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「度重なるファウルを受けた」と久保の68分間を表現し、寸評で「相手の激しいマークを振り切ると、彼の影響力が表われ始めた。スピードと技術で敵陣を崩し、サイドからサイドへと駆け回るシーンも見られた。後半にはベッカーに先制のチャンスを提供したが、ゴールには至らなかった」と彼のプレーを振り返った。
バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は、「イマノル・アルグアシル監督率いるチームは、インサイドの選手たちを上手く活用し、前線にパスを供給できる形を創り出した。しかし、久保とベッカーには、最後のところでの冷静さと正確さがしばしば欠けた。十分に有利な状況を創り出せただけに残念だった」と指摘し、10点満点の採点も「4」止まり。そして、寸評もネガティブなものとなっている。
「印象に残らず。いつものように積極的にプレーし、ボールを要求し続けたが、相手の守備を突破することはできなかった。ファウルや連係で対応してきたラージョに対して、あまり危険な場面を創り出すことはできずに終わった」
これに対し、サッカー専門サイト『El Desmarque』はスビメンディと並んで最高採点となる「7」を久保に付与し、「攻撃において最も危険な選手だった。まだシーズン初戦で完全には調子が整っていないようにも感じられた。しかし、攻撃が非常に停滞した試合において、彼は活気をもたらしていた。また、相手からのファウルを数多く引き出した選手でもある」と好意的に評した。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】スビメンディが途中出場から意地の一発! 開幕のラージョ戦ハイライトをチェック
本拠地レアレ・アレナでの一戦、ソシエダは幾度かチャンスを創出するもゴールネットを揺らせないまま後半を迎え、67分にホルヘ・デ・フルトスの個人技で先制点を奪われると、84分には自チームのスローインが相手に渡ってセルヒオ・カメージョに痛い2点目を献上。反撃はアディショナルタイム8分にマルティン・スビメンディが1点を返すのが精一杯で、あえなく黒星スタートを余儀なくされた。
ソシエダでの3シーズン目を迎えた久保建英は、定位置の右ウイングで先発出場し、ドリブルでの進攻やパスで幾度かチャンスを創ったが、試合から消える時間も少なくなく、68分にアンデル・バレネチェアとの交代でベンチに退いた。データ専門サイト『WhoScored.com』によれば、ボールタッチ35回、シュートなし、パス12回(成功10回)、キーパス1回、ドリブル6回(成功2回)、タックル1回、ボールロスト6回、ファウル2回というスタッツを記録している。
現地メディアの報道を見ると、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点で「1」と厳しい評価を下したが、「タケは得意のドリブルでマーカーのアルフォンソ・エスピーノに問題を引き起こした」「久保はソシエダの攻撃のほぼ全ての起点となった」とポジティブな記述も複数見られた。
同採点とした『AS』紙も、「久保はシェラルド・ベッカーとともに、サイドでスピードと鋭さを見せた」と称賛。個別評価では「試合に入るのに少し時間がかかったが、一度エンジンがかかると、右サイドで多くの危険を創出。彼を止める手段はファウルしかなかった。疲労のために交代したが、さらに良いプレーで多くの決定的な場面を生み出すことが求められる」と綴っている。
続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「度重なるファウルを受けた」と久保の68分間を表現し、寸評で「相手の激しいマークを振り切ると、彼の影響力が表われ始めた。スピードと技術で敵陣を崩し、サイドからサイドへと駆け回るシーンも見られた。後半にはベッカーに先制のチャンスを提供したが、ゴールには至らなかった」と彼のプレーを振り返った。
バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は、「イマノル・アルグアシル監督率いるチームは、インサイドの選手たちを上手く活用し、前線にパスを供給できる形を創り出した。しかし、久保とベッカーには、最後のところでの冷静さと正確さがしばしば欠けた。十分に有利な状況を創り出せただけに残念だった」と指摘し、10点満点の採点も「4」止まり。そして、寸評もネガティブなものとなっている。
「印象に残らず。いつものように積極的にプレーし、ボールを要求し続けたが、相手の守備を突破することはできなかった。ファウルや連係で対応してきたラージョに対して、あまり危険な場面を創り出すことはできずに終わった」
これに対し、サッカー専門サイト『El Desmarque』はスビメンディと並んで最高採点となる「7」を久保に付与し、「攻撃において最も危険な選手だった。まだシーズン初戦で完全には調子が整っていないようにも感じられた。しかし、攻撃が非常に停滞した試合において、彼は活気をもたらしていた。また、相手からのファウルを数多く引き出した選手でもある」と好意的に評した。
構成●THE DIGEST編集部
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