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W杯予選2試合に大勝の裏で連続ベンチ外… 旗手怜央にセルティック指揮官から熱い激励!「常に自分を証明し続けることが重要だ」

THE DIGEST編集部

2024.09.15

セルティックでは中盤のキーマンとして活躍する旗手(左)。ロジャーズ監督の信頼も厚い。(C) Getty Images

 今月5日と10日に行なわれた、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のゲームで、日本代表は中国に7対0、バーレーンにも5対0と、いずれも大勝を飾り最高のスタートを切った。多くのタレントが躍動し、2試合とも圧倒的な差を見せつけ、チーム力の高さを示している。

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 しかし、その2試合でピッチに立つことのなかった選手もおり、セルティックの旗手怜央がその内の1人だ。所属クラブでは今季もレギュラーを担い、得点も決めている旗手に出場機会が与えられなかったことで、スコットランド国内メディアからはさまざまな反応が上がっている。

 セルティック専門サイト『67HAILHAIL』では、旗手が2試合でベンチメンバーからも外れたことについて、バーレーン戦翌日、「この結果は残念でならない」と報じた。

 また、9月13日の同サイト上では、ブレンダン・ロジャーズ監督のコメントを掲載している。同監督は旗手のクラブ復帰後の様子を、「彼はチャンスを求めて世界中を飛び回り、トレーニングを頑張ってきたが、それでも彼はまだポジティブなままだ。彼と話していても、彼は今まで以上に努力し、一貫性を保とうとしている」と説明している。

 加えて、今回の代表チームにおける旗手の処遇や、チームメイトの古橋亨梧が選出されなかった理由として、「それは単に日本代表に非常に優れた選手が多くいるということかもしれない。日本はトップクラスの国で素晴らしい選手たちを擁しており、ヨーロッパ中、特にプレミアリーグを見ても一流の選手たちが揃っている。だからこそ、そのことに敬意を払わないといけないと思う」として、現代表の個々のレベルの高さを評した。

 その上で指揮官は、「我々は彼らが優れた選手であることを知っているが、常に自分を証明し続けることが重要だ。そうすることでいずれチャンスを掴むことができるだろう」と語ったという。

 それらのコメントを紹介する同メディアは、「ロジャーズがハタテの一貫性について語ったコメントは興味深く、昨シーズンの初めにも日本人ミッドフィールダーに求めた課題であるレベルアップを引き続き促している」と指摘。さらに、「ロジャーズは26歳のハタテの才能を最大限に引き出すための理想的な監督だ。彼の豊かな才能にもかかわらず、ロジャーズはハタテを戦術的にも技術的にも新しい次元へと引き上げようとしているようだ」として、両者の関係がポジティブなものであることを強調した。

 トピックでは他にも、「ロジャーズがそれだけの言葉を残したことで、今後のシーズン、自分の実力を証明するハタテの姿を見るのが楽しみになった」と綴られている。旗手がクラブで好調をキープし、ロジャーズ監督の下でさらに成長を遂げた先に、再び代表で躍動する姿がみられるものと誰もが信じている。

構成●THE DIGEST編集部

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