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「ソシエダで最も輝いた」無得点ドローも好機量産の久保建英を現地メディアは最高評価! 10番ポジション起用には「彼はシルバではない」との指摘

THE DIGEST編集部

2024.09.24

勝利は得られなかったが、バジャドリー戦で高い評価を受けた久保。(C) Getty Images

 レアル・ソシエダは9月21日に行なわれたラ・リーガ第6節でバジャドリーに0-0で引き分けに終わったが、敵地でゴールのチャンスは幾度も生み出しており、それらの多くに久保建英が関わった。

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 定位置の右ウィングではなく、4-4-2での10番ポジションで先発出場した久保は、ゴールには結びつかなかったものの、積極的な仕掛けから幾度か効果的なドリブルやパスで得点機を味方に提供。81分に交代でベンチに退くまでに、ボールタッチ57回、パス34回(成功25回)、キーパス2回、ドリブル4回(成功2回)、タックル4回(成功2回)、ボールロスト7回、ファウル1回というスタッツを記録している(データ専門サイト『WhoScored.com』より)。

 現地メディアの評価では、マドリードのスポーツ紙『MARCA』が3点満点の採点で「2」(ソシエダではセルヒオ・ゴメス、マルティン・スビメンディが同採点で、他は「1」)を与え、「ラ・レアルは通常の4-3-3を採用するかに思われたが、4-4-2で試合に臨み。日本人選手はひし形の中盤に位置に、そこから多くの危険を生み出した」「非常に活発」とポジティブに評した。

 ただ、一方で「十分なチャンスがあったにもかかわらず、勝点3を獲得できないなんてありえないと、ソシエダは思っていたに違いないだろうが、シェラルド・ベッカーも、久保も、ミケル・オジャルサバルも、スビメンディも、そして他のソシエダの選手も、得点を決めることができなかった」と、結果については厳しく指摘している。

 同採点とした『as』紙は、「久保はバジャドリーのラウール・モロとともに前半の主役であり、それぞれのチームで攻撃のキーマンとなった。久保は試合に入るのに少し時間がかかったが、いったんリズムを掴むと、正確なパスと相手のプレッシャーを回避する動きで、チームの攻撃を牽引した」と、その働きを称えた。

 また個別評価の記事では、「ソシエダで最も輝いた選手。幾つかの場面では、まだ完全に調子が良いわけではないことを示したものの、彼のプレーはファウルでしか止められなかった。ベッカーやオリ・オスカルソンに何度か明確なチャンスを提供した」と、賛辞をまじえて久保のプレーを総括している。
 
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「久保は常にプレーを加速しようとする電光石火の動きを持っている」