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「この試合でのプレーは圧巻」 先制弾の久保建英、ホーム初勝利への大貢献で現地メディアからは最高評価も!「ソシエダの攻撃の60%以上が彼のサイドから」

THE DIGEST編集部

2024.09.29

バレンシア戦で先制ゴールを奪った久保。(C)Getty Images

 現地時間9月28日に行なわれたラ・リーガ第8節で、レアル・ソシエダはバレンシアを3-0で下し、今季ホーム初白星を手にした。

 開始8分、ビルドアップからの素晴らしい展開でセルヒオ・ゴメスが左から入れたクロスを、ファーサイドの久保がフリーで詰めて先制したバスクのクラブは、80分にブライス・メンデス、後半アディショナルタイム2分にS・ゴメスがそれぞれ抜け出し、シュートと見せかけてラストパスを送ると、いずれもフリーのオリ・オスカルソンが合わせてゴール。ここまでリーガで4試合連続無失点と苦しんできたチームが、好パフォーマンスで快勝を収めている。

 2節エスパニョール戦に続いて先制&決勝点を挙げた久保は、前節バジャドリー戦の「10番ポジション」から右ウイングに戻り、先制点や惜しいシュート、さらに好連係からのカットインでアンデル・バレネチェアに決定機を提供するなど、数々の効果的なプレーを披露。データ専門サイト『WhoScored.com』によれば、ボールタッチ51回、シュート3回(枠内1回)、パス32回(成功27回)、キーパス1回、ドリブル5回(成功3回)、空中戦2回、インターセプト1回、ボールロスト4回、ファウル2回というスタッツを記録した。
 
 自身のSNSではホーム初勝利を喜ぶとともに、「さらに多くの勝利を目指して」と、スタートダッシュに失敗した中での巻き返しを誓った背番号14。リーガのファン投票によるMVPに選定され、『DAZN』でのインタビューに答えた彼は、「今日のMVPはS・ゴメスが相応しいと思います」と2アシストを決めた新加入選手に花を持たせると、以下のようにも語っている。

「もっと多くの試合でゴールを決められるようにしたいです。僕がゴールを決めた試合で負けないのなら、これからは毎試合ゴールを決めないと。今日はもう1点決められたかもしれないし、もう少し守備で貢献できたかもしれないけど、できる限りのことはやりました。チームは素晴らしく、我々が求めていた流れに乗れていました。シーズンの初めはそうじゃなかったけど、今は良いプレーができたので、これからもこの調子で進んでいきます」

 現地メディアの評価を見ると、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は「久保のゴールはバレンシアにとって痛手となった」と先制点の影響力の大きさを強調し、彼が他にも惜しい場面に多く絡んだことを伝え、3点満点の採点では他の多くのチームメイト同様に「2」を与えた。
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『AS』紙は「久保とオスカルソンの祭り」と試合を伝える