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「前半終了前に相手の戦意を削いだ」2得点の古橋亨梧、開幕6連勝への大貢献で現地メディアから賛辞! CLドルトムント戦での活躍に期待も

THE DIGEST編集部

2024.09.29

速攻から先制点を奪った古橋。(C)Getty Images

 セルティックは現地時間9月28日に行なわれたスコットランド・プレミアシップ第6節でセント・ジョンストンに6-0の大勝を飾り、開幕から無傷の6連勝で、さらに無失点を維持している。

 アウェーマッチながら序盤から主導権を握ったセルティックは、26分に前田大然が決めた鮮やかなボレー弾は直前のファウルで無効となったものの、35分に速攻から古橋亨梧が抜け出して先制すると、ゴールラッシュがスタート。43分に右からのクロスを古橋が落としてパウロ・ベルナルド、その3分後には古橋のヘディングシュートが炸裂し、後半も54分にカラム・マグレガーのミドル、72分に前田のヘッド弾、そして83分にアダム・イダが続いた。

 先発出場した2人の日本人選手(旗手怜央は66分に交代出場)がともに結果を出したが、なかでも今季初のダブルを達成し、さらにアシストも記録して前半で勝負をほぼ決するのに大貢献した古橋に対する現地メディアからの評価は高く、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「キョウゴはベルナルドが決めた素晴らしいゴールをアシストし、自身も2ゴールを挙げ、前半を終える前に相手の戦意を削いだ」と伝えている。

 同メディアはまた、セルティックの開幕6戦6勝で20得点無失点という記録が1906年のアバディーン以来であることを紹介し、「昨季から続く公式戦連勝記録を17(PK戦勝利を含む)まで伸ばしている中で、次は欧州での戦いに注目が集まる。ミッドウィーク(10月1日)にはチャンピオンズリーグ(CL)でドルトムントとアウェーマッチで対戦するが、セルティックはスター選手であるキョウゴのさらなる活躍に期待している」と綴った。
 
 日刊紙『THE SCOTTISH Sun』は、10点満点の採点でベルナルドに次ぐチーム2番目対の「8」を日本人ストライカーに与え、「セルティックの先制ゴールは素晴らしいものだった。ニコラス・クーンの正確なヘディングパスを受けた古橋は、一気に相手を振り切り、落ち着いてGKロス・シンクレアを破ってゴールを決めた」と、チームを勢いに乗せる先制の場面を報じている。

『Daily Record』紙も、「古橋とエレガントなセルティックは、素晴らしいパフォーマンスを披露して見事に100%のスタート(開幕以来全勝)を維持し、ドルトムント戦に向けての完璧な準備を済ませた」と、昨季のCLファイナリストとのアウェーマッチを意識し、さらに以下のようにも綴った。

「ブレンダン・ロジャース監督は、ドルトムント戦に向けてCLレベルのパフォーマンスを求めていたが、それをこのセント・ジョンストン戦で手に入れた。セルティックのゴールには、見事としか言いようのないクオリティーがあった。鋭い動きとフィニッシュを見せた古橋は絶好調であり、途中出場でゴールを決めたイダを抑え、先発のポジションを確保しているようだ」

 なお、前田に対しても前出の『THE SCOTTISH Sun』紙は古橋と同じ「8」の高採点としたが、ロジャース監督はその姿勢に強く感銘を受けたようであり、「我々はボールを失った後も相手にプレッシャーをかけ続け、積極的にボールを奪い返そうとした。86分にダイゼンが相手を追いかけてボールを奪った場面はその象徴だ」と称賛。また、前半の彼のゴール無効判定には「本当に良いゴールであり、絶対に無効にされるべきではなかった」と主張している。

構成●THE DIGEST編集部

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