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「トップクラスのプロフェッショナル」 終了間際の出場で観る者に深い感銘を与えた遠藤航をクラブ専門メディアが称賛!「サポーターは今でも3番を愛し...」

THE DIGEST編集部

2024.10.07

わずかな出場時間でも腐らず全力を尽くす遠藤を、スロット監督や現地メディアが高く評価。(C)Getty Images

 10月5日に行なわれたプレミアリーグ第7節で、リバプールは敵地でクリスタル・パレスと対戦し、開始9分でディオゴ・ジョタが挙げたゴールにより1-0の勝利を飾った。

 リーグでは3連勝、公式戦では6連勝を達成したこの一戦で、日本人選手はいずれも終了間際にピッチに登場。88分に鎌田大地がトレボー・チャロバーと、その直後には遠藤航がカーティス・ジョーンズに代わり、短い時間ではあったがプレーしている。

 ともに今季は厳しいシーズンのスタートとなっているが、とりわけ後者はこの試合を前にリーグでは2試合の出場(いずれも終了間際)に止まり、公式戦全体でもカラバオ・カップのウェストハム戦で唯一先発出場(82分で交代)を果たしただけということで、アルネ・スロット監督のスタイルには合わないという理由で「長くベンチに置かれることになるのではないか」というシーズン開幕前の懸念が現実のものとなっている。
 
 今回も過去2戦同様の起用となったが、試合後の各方面からの反応はこれまでとは異なっていた。リバプールのクラブ専門サイト『LIVERPOOL.COM』は、「遠藤はスロット監督の下で思うように出場機会を得られていないが、パレス戦でのパフォーマンスにより、トップクラスのプロフェッショナルであることを証明した」と、わずか7分間プレーしただけの背番号3を絶賛した。

「その将来については多くの憶測が飛び交っているが、セルハースト・パークではチームを勝利に導く上で、期待以上の役割を果たした。このMFは後半に交代出場し、アディショナルタイムにスロット監督率いるチームに安定感を与えた。彼はパレスがカウンターを発動しようとした際、ボールを持ったウィル・ヒューズに対し、強烈だがフェアなスライディングを決め、チームメイトのライアン・フラーフェンベルフから拍手を受けた」

 このように綴った同メディアは、遠藤がサポーターからもSNSを通して多くの称賛を受けたことを伝えるとともに、スロット監督の「このチームで最もポジティブなことのひとつは、たとえ5~7分間の出場でも、偉大で、代表チームのキャプテンでもある選手が、全力を尽くしてくれることだ」とのコメントを紹介。そして、オランダ人指揮官の賛辞はこれだけに止まらない。
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「遠藤はその献身的な姿勢でファンを感動させた」