サッカー北中米ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選は10月10日、15日に第3・4節のゲームが行なわれる。
グループCに属し、初戦で日本に0-7と大敗を喫した中国代表は、ホームで実施された2節のサウジアラビア戦にも1-2で敗れるなど、序盤から苦しい戦いを強いられている。ここから巻き返しを図るべく、10月シリーズではオーストラリア、インドネシアとのゲームに臨む中国だが、国内ではブランコ・イバンコビッチ監督の去就をめぐって論争が繰り広げられている。
日本戦での記録的大敗、さらにサウジアラビア戦も落とした時点で、「サポーターからは監督の解任を要求する声が挙がっていた」と、スポーツサイト『捜狐』が10月7日に伝えている。同メディアはその上で、「世論の大きな圧力があるにもかかわらず、中国サッカー協会はファンの声を無視して指揮官交代の決定を下さなかった。イバンコビッチは依然として監督の座に居座っており、10月のオーストラリアとインドネシアとの重要な2試合を、引き続き指揮することになった」と経緯を綴っている。
続けて、「この決定の背景には、複雑な契約と財務問題が隠されている」と指摘し、「契約期間中に解任した場合、協会は相応の違約金を支払わなければならない」と説明。その多額の違約金の支払いに協会が難色を示し、続投を決断したと報じた。
しかし、監督交代を求める声がその後、さらに高まったとして、「この決定は外部からの疑問や批判を鎮めることはできなかった。ファンは中国代表の連敗に対して怒りが収まらず、協会の決定に失望や無力感を感じている。彼らは、イバンコビッチが次の試合でも冴えない采配を続けるならば、代表チームの状況はさらに厳しくなることを懸念している」などと、国内の反応を伝えている。
さらに、「予選出場国の中にはすでに指揮官の交代が行なわれた国もある」と付け加えながら、「もし彼(イバンコビッチ)が次の試合でチームを立て直し、満足のいく結果を残せなければ、協会は再び監督解任の問題に直面せざるを得ないだろう。その際には、もはや違約金の支払いは避けられない現実となるはずだ」と見解を示している。
2002年日韓大会以来のW杯出場を目指す中国。熾烈な最終予選を勝ち抜くためには、どこかのタイミングで思い切った決断が必要となるかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「我々が夢見たサッカーを日本が全部やっている」苦戦続きの韓国代表... 母国紙が森保Jに羨望の眼差し「ライバルという表現も無意味なほど差を感じる」
グループCに属し、初戦で日本に0-7と大敗を喫した中国代表は、ホームで実施された2節のサウジアラビア戦にも1-2で敗れるなど、序盤から苦しい戦いを強いられている。ここから巻き返しを図るべく、10月シリーズではオーストラリア、インドネシアとのゲームに臨む中国だが、国内ではブランコ・イバンコビッチ監督の去就をめぐって論争が繰り広げられている。
日本戦での記録的大敗、さらにサウジアラビア戦も落とした時点で、「サポーターからは監督の解任を要求する声が挙がっていた」と、スポーツサイト『捜狐』が10月7日に伝えている。同メディアはその上で、「世論の大きな圧力があるにもかかわらず、中国サッカー協会はファンの声を無視して指揮官交代の決定を下さなかった。イバンコビッチは依然として監督の座に居座っており、10月のオーストラリアとインドネシアとの重要な2試合を、引き続き指揮することになった」と経緯を綴っている。
続けて、「この決定の背景には、複雑な契約と財務問題が隠されている」と指摘し、「契約期間中に解任した場合、協会は相応の違約金を支払わなければならない」と説明。その多額の違約金の支払いに協会が難色を示し、続投を決断したと報じた。
しかし、監督交代を求める声がその後、さらに高まったとして、「この決定は外部からの疑問や批判を鎮めることはできなかった。ファンは中国代表の連敗に対して怒りが収まらず、協会の決定に失望や無力感を感じている。彼らは、イバンコビッチが次の試合でも冴えない采配を続けるならば、代表チームの状況はさらに厳しくなることを懸念している」などと、国内の反応を伝えている。
さらに、「予選出場国の中にはすでに指揮官の交代が行なわれた国もある」と付け加えながら、「もし彼(イバンコビッチ)が次の試合でチームを立て直し、満足のいく結果を残せなければ、協会は再び監督解任の問題に直面せざるを得ないだろう。その際には、もはや違約金の支払いは避けられない現実となるはずだ」と見解を示している。
2002年日韓大会以来のW杯出場を目指す中国。熾烈な最終予選を勝ち抜くためには、どこかのタイミングで思い切った決断が必要となるかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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