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「日本を止めるのは至難の業だ」7戦連続無失点勝利の森保Jを海外メディア激賞!「サウジは圧倒的なプレッシャーに対抗できず」と敵国紙も脱帽

THE DIGEST編集部

2024.10.13

サウジアラビア戦で先制点を挙げた鎌田。敵地で難敵を退けた。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 現地時間10月10日に行なわれた2026年北中米ワールドカップ・アジア最終予選、日本代表はサウジアラビアを2-0で下し、今ラウンドでの全勝(3勝)と無失点、そしてグループCでの首位を守っている。

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 敵地ジッダでの一戦は、14分に右からのクロスを三笘薫がダイレクトで折り返し、これをファーポストの守田英正が頭でゴール前に落とすと、鎌田大地が合わせて先制。ホームチームの守備陣を揺さぶる見事な連係でリードを奪った「サムライブルー」は、押される時間帯でも好守連発のGK鈴木彩艶をはじめとして各選手の身体を張った守備でこれをしのぎ切り、81分にはセットプレーから小川航基がヘディングシュートをゴール右隅に突き刺してダメを押した。

 2次予選から続く連勝を7試合に伸ばし、無失点も継続する文句なしの結果を残した日本について、FIFA(国際サッカー連盟)は「日本は素晴らしい勝利を収め、完璧な記録を維持。サウジは一定の時間でボールを支配するも、明確なチャンスを創り出すのに苦労した。一方で日本は、ファイナルサードに進出するたび、相手に脅威を与えた」と、その戦いぶりを称賛している。

 敗れたホームチームの日刊紙『Al Jazirah』は、「日本の見事な勝利」と報じる一方で「サウジは試合には敗れたものの、戦いには負けなかった」と攻勢に立つ時間が長かった母国代表チームをある程度評価。「日本は鎌田のゴールで先制したが、これは日本の優位性を示すものとはならず、わが国のチームは前半にボールを支配し、幾つものCKを獲得した」とも伝え、決して対戦相手のゲームではなかったことを強調した。

 一方、『Al Riyadh』紙は日本の先制点を「素晴らしいチームワーク」と表現し、英語の日刊紙『ARAB NEWS』は「日本の見事な勝利がサウジのW杯出場の希望に打撃を与えた」と題した記事で「日本は序盤から活発な動きを見せて14分に先制。このゴールは、日本がサウジで初めて挙げたものである。サウジのロベルト・マンチーニ監督にしてみれば、安易に失点を喫したと感じたことだろう。これ以降もホームチームにとっての脅威は続き、日本の圧倒的なプレッシャーに彼ら対抗できなかった」と綴っている。
 
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「試合内容は、日本にはまだ余力があると感じさせるものだった」