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長期出場停止中のポグバ、トリノの自宅を退去「CR7が住んでいた邸宅を明け渡した。現在はニコ・ゴンサレスが住んでいる」ユベントスとの“離婚交渉”が進行中

THE DIGEST編集部

2024.10.29

トリノの自宅を明け渡したと報じられたポグバは、新たに所属するクラブを探している状況だ。10月26日にはリオネル・メッシらが所属するMLSインテル・マイアミのホームスタジムで姿が目撃された。(C)Getty Images

 ユベントスのMFポール・ポグバがトリノの自宅を退去したと、伊紙『Gazzetta dello Sport』が10月28日に報じた。

「ポグバは、まだユベントスとの契約を解消していないが、かつてクリスティアーノ・ロナウドが住んでいた丘の上の邸宅から、すでに退去した。ひとりが出ていけば、ひとりが入ってくる。例えばトゥーン・コープマイネルスはリバプールに移籍したフェデリコ・キエーザが住んでいた市内のマンションに入った。そしてポグバが住んでいた家には、ニコラス・ゴンサレスが入居している」

「ロナウド、ポグバに続いて、次はアルゼンチン代表FWがトリノ市街を一望できる丘の上からの眺望を楽しんでいる。この邸宅には、あらゆる種類の快適さを伴うパノラマに加え、スイミングプール、豪華なランドリールーム、そしてCR7とポグバが何度もSNSに投稿して話題となったモダンなジムもある」

 ポグバは2023年8月20日に行なわれたセリエA・ウディネーゼ戦後のドーピング検査で陽性反応となり、27年9月10日まで4年間の出場停止処分を受けた。その後、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴。24年10月4日にCASが「誤摂取で、意図的ではなかった」として、出場停止期間が4年から18か月に軽減された。
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 25年3月から公式戦に復帰できるポグバだが、26年6月まで契約が残る現所属のユベントスとは袂を分かつ。

 ポグバ本人は「ふたたびユベントスでプレーしたい。カネを犠牲にしてもかまわないし、クラブに残りたい」と残留を熱望していたものの、ユベントスのクリスティアーノ・ジューントリFDは「昨夏と今夏、我々は他の選手に投資する必要があった。我々の立場は明らかだ。現時点でこのチームは満員だ」とポグバとの契約解消を示唆した。

 実際、同紙は「出場停止が明ければ、ポグバは3月からプレーできる。しかし、ユベントスの弁護士は、ポグバの弁護士と"離婚合意"に向けた交渉を続けている。もし合意に達しないようなら、ユベントスは"ドーピングによる出場停止という契約違反により、一方的に契約を解除する"ワイルドカード(奥の手)を断行する用意がある」と、ユベントス側の意思をはっきりと記している。

 現在、ポグバは個人トレーナーと練習を続けており、3月からプレーするクラブを探している。新天地はヨーロッパなのか、噂になったMLSなのか。3月15日で32歳になるMFの動向に大きな注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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