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「夢が叶った」ロナウド歓喜! サウジに賛否両論… 2030年&34年W杯開催国が正式決定!

THE DIGEST編集部

2024.12.13

2030年と34年のW杯開催国が決定した。(C) Getty Images

 FIFA(国際サッカー連盟)は12月11日にヴァーチャルで行なわれた理事会において、2030年にスペイン、ポルトガル、モロッコで、2034年にサウジアラビアで、それぞれワールドカップを開催することを正式に発表した。

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 3か国、しかも欧州とアフリカという異なる地域の国々による共同開催という初のケースとなった2030年大会は、さらにW杯100周年ということもあり、第1回大会の開催国であるウルグアイで1試合、さらにアルゼンチン、パラグアイでもそれぞれ1試合が先行して開催という、なんとも変則的でグローバル(6か国20都市)なイベントとなる。
 
 スペインは1982年大会に続く2度目の開催で、決勝の会場候補としてマドリードのサンチャゴ・ベルナベウ、バルセロナのカンプ・ノウが、モロッコ・カサブランカのハッサン2世スタジアムとともに挙がっているが、当初は8万人収容のベルナベウが82年大会同様に有力とされてきたが、ここにきて全面改装で105000人のキャパシティを誇るようになるカンプ・ノウに対し、スペインのラジオ局『Cadena SER』は「初めは冷ややかな見方だったが、徐々に評価が高まっている」と報じており、いかなる決定が下されるかが注目される。

 一方、ポルトガルはメジャー大会ではEURO2004以来の開催国となるが、これに大きな喜び表わしたのが、クリスチアーノ・ロナウドだ。2004年に世界デビューを果たし、今なおポルトガル代表として多くの世界記録を更新し続けている39歳は、以下のように声明を発した(同国のニュース専門メディア『PORTUGAL resident』より)。

「僕の母国が2030年W杯を開催し、ポルトガル代表がこのような重要な大会を国内で、そして自国のファンの前で戦えると知り、大きな喜びと誇りを感じている。これはポルトガル・サッカー連盟とフェルナンド・ゴメス会長にとっての並外れた成果であり、今日からは全てのポルトガル人が(大会を盛り上げるための)責任を担うことになる。スペインやモロッコと共同で開催されるこの大会が、我が国を世界に広く宣伝するまたとない機会になると確信している」

 自身のSNSでも「夢が叶った」と投稿したロナウド。そんな彼に対し、ブラジルの総合メディア『Globo』は「2030年には45歳になっているスター選手は、ポルトガルで開催される歴史的なW杯をピッチの外から楽しむことになるだろう」とわざわざ言及しているあたり、改めて彼の鉄人ぶり、そしてそんな彼へのかすかな期待(?)が窺えるものである。

 ちなみにスポーツ専門チャンネル『ESPN』も同様のニュアンスで、「2034年、ロナウドは49歳であり、とっくに引退しているだろう……だよね?」と冗談まじりで記事を締めているが、そこでは、現在の彼の戦場であるサウジアラビアでのW杯に関する様々な注目点を同メディアが解説した。
 
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決定に際してFIFAを糾弾する声も