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“勝てば快適なグループ、負ければハーランド”3大会ぶりW杯出場目指すイタリア代表、欧州予選組分け決定に伊紙警告「今回こそ間違ってはいけない」

THE DIGEST編集部

2024.12.15

3大会ぶりのワールドカップ出場を目指すイタリア代表。(左から)ロカテッリ、ディ・ロレンツォ、カンビアーゾ、ブオンジョルノ、ヴィカーリオ、バレッラ。(C)Alberto LINGRIA

 現地12月13日、2026年ワールドカップ欧州予選の組分け抽選会がスイスで行なわれ、2014年大会以来3大会ぶりの本大会出場を目指すイタリア代表は、グループAもしくはグループIに組み込まれることになった。

 グループAとグループIのどちらに入るかは、ドイツ代表と対戦するUEFAネーションズリーグ準々決勝の結果次第。勝てばスロバキア、北アイルランド、ルクセンブルクのグループA、負ければノルウェー、イスラエル、エストニア、モルドバのグループIとなる。

 この結果を受けて伊紙『Gazzetta dello Sport』は、「イタリア代表よ、運命は君たちの手のなかにある。ドイツに勝てば、ワールドカップへの道のりは一直線だ。ネーションズリーグ準々決勝で成功を収めれば、アッズーリはグループAに入ることができる」と報じた。

 「過去2大会、私たちは――信じられないというべきか――予選で敗退した。悪しき2度の前例は懸念事項である。しかし、今回は歴史に相応しい自信を持ってリスタートしなければいけない。そして重要なのは25年3月20日、23日に行なわれるドイツ戦だ」

 このようにネーションズリーグ準々決勝のドイツに注目。「ミラノのサン・シーロで行なわれる初戦に、ドイツのフロリアン・ヴィルツが出場停止で不在となる。誰もが認める21歳のスター選手がいないのは救いだ」とした。

 ドイツとの準々決勝に勝てば、グループAに入る。「より快適なグループだ。スロバキアはルチャーノ・スパレッティ監督がよく知るフランチェスコ・カルツォーナ監督が率いている。スパレッティがナポリの監督を務めていた時、カルツォーナが助監督だった。スパレッティのやり方、イタリアの選手を熟知している存在だが、そのほかの国を含めて、イタリアが優位と見ることができるだろう」と、グループAを評価。

 一方、ドイツに敗れればグループIに組み込まれる。「グループAに比べて厳しいだろう。イスラエル、エストニア、モルドバ、そしてアーリング・ハーランドがいるノルウェーと対戦しなければいけないからだ。代表チームで1試合平均1得点の怪物であり、24歳という若いキャリアで成し遂げてきた素晴らしい実績に対して、大きな尊敬の念を抱かせる。ハーランドのほかにも優秀な選手を擁するノルウェーには細心の注意が必要だ。失敗した過去2大会のように、どこに危険が潜んでいるか分からない」と、ノルウェーの存在を意識した。

「要するに、安心してワールドカップ予選を戦うには、ドイツに勝つことが非常に重要だ。過去2大会、予選敗退という大きな失望を味わってきた。今回こそ、間違ってはいけない」

 ブラジルの5度に続き、ドイツとともに4度のワールドカップ優勝を誇るイタリアは、3大会ぶりに本大会に出場できるのか。25年3月20日、23日に行なわれるネーションズリーグ準々決勝のドイツ戦に大きな注目が集まる。

 26年ワールドカップ欧州予選の組分けは以下の通り。

【動画】ネーションズリーグの"イタリア代表グループステージ・ハイライト"!
 
■グループA
イタリア対ドイツの勝者
スロバキア
北アイルランド
ルクセンブルク

■グループB
スイス
スウェーデン
スロベニア
コソボ

■グループC
ポルトガル対デンマークの敗者
ギリシャ
スコットランド
ベラルーシ

■グループD
フランス対クロアチアの勝者
ウクライナ
アイスランド
アゼルバイジャン

■グループE
スペイン対オランダの勝者
トルコ
ジョージア
ブルガリア

■グループF
ポルトガル対デンマークの勝者
ハンガリー
アイルランド
アルメニア

■グループG
スペイン対オランダの敗者
ポーランド
フィンランド
リトアニア
マルタ

■グループH
オーストリア
ルーマニア
ボスニア・ヘルツェゴビナ
キプロス
サンマリノ

■グループI
イタリア対ドイツの敗者
ノルウェー
イスラエル
エストニア
モルドバ

■グループJ
ベルギー
ウェールズ
北マケドニア
カザフスタン
リヒテンシュタイン

■グループK
イングランド
セルビア
アルバニア
ラトビア
アンドラ

■グループL
フランス対クロアチアの敗者
チェコ
モンテネグロ
フェロー諸島
ジブラルタル

構成●THE DIGEST編集部

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