海外サッカー

「まるで世界の終わりのよう…」 無敗維持&わずか2度目の引き分けでも“敗北に等しい痛み”が伴うセルティックの厳しい姿勢に現地紙が注目

THE DIGEST編集部

2024.12.26

何度かあった決定機を活かせなかった古橋。(C)Getty Images

 セルティックは12月22日に行なわれたスコットランド・プレミアシップ第18節、ダンディー・ユナイテッドとのアウェーゲームをスコアレスドローで終えたことで、連勝が7でストップした。

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 ボールポゼッションで78%を記録し、シュート数でも17対2とホームチームを圧倒しただけに(枠内は3対2だったが)、勝点3を取り逃がしたということでネガティブな捉え方が現地メディアからもなされたが、それでもここまで無敗を維持し、14勝2分けの首位で2位の宿敵レンジャーズに早くも勝点9差をつけるなど、その歩みは4連覇に向けて極めて順調であり、今回の引き分けが彼らに危機感を煽るような状況では全くない。

 スコットランドの日刊紙『Daily Record』は、国内ではまさに「常勝軍団」という言葉を体現化している今季のセルティックの、ダンディー・U戦における今季わずか2度目の"取りこぼし"を受けて、「1週間前にリーグカップの栄光を祝っていた選手たちだが、月曜日(23日)にレノックスタウン(練習場)に集った際の彼らは、まるで世界の終わりのようだった」と伝えている。
 
 またこの記事の中では、キャプテンのカラム・マクレガーが「日曜はフラストレーションが溜まった。ボールポゼッションは圧倒的だったし、試合運びに関してもかなり良かったと思う。しかし、最終局面でのクオリティーが足りず、ゴールに向けてプレーを切り拓けなかった」と悔しさをもって試合を振り返ったことを報じるとともに、彼の以下のコメントも紹介された。

「長期間にわたる成功のせいで、勝点を落とすと毎回、敗北のように感じてしまう。まるで世界の終わりのような気分だ。勝点3を獲ることができなかった場合、我々はまるで試合に負けたかのように感じ、ロッカールームの雰囲気が変わり、静かになり、いつもの感じがなくなってしまう」

『Daily Record』紙も、「セルティックの基準が非常に高く、(アウェーでの)引き分けですら、彼らには敗北に等しい痛みが伴うようだ」と綴り、このチームは高い目標を設定し、自らには試練を課すことで、国内では敵なしであるがゆえに起こりがちな油断を防ごうとしていることを示している。マクレガーも、ダンディー・Uでチーム内に祝祭的なムードは全くなかったと認めている。
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