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日本代表

「どこでもプレーでき、その全てが見事」再びCBとして存在感を示した遠藤航、多くの現地メディアが最高評価

THE DIGEST編集部

2025.01.13

CBでも輝きを放つ遠藤に好評価が集まっている。(C) Getty Images

CBでも輝きを放つ遠藤に好評価が集まっている。(C) Getty Images

 リバプールは1月11日に行なわれたFAカップ3回戦で、リーグ2(4部)のアクリントン・スタンリーを4-0で下している。

【動画】遠藤航はCBでスタメン出場!FA杯3回戦アクリントン戦ハイライト
 本拠地アンフィールドでの一戦、26分に流れるようなカウンターからディオゴ・ジョタがダイレクトで決めて先制した「レッズ」は、前半終了間際にトレント・アレクサンダー=アーノルドの鮮やかなミドルが炸裂して加点。さらに76分に18歳のジェイデン・ダンズがこぼれ球を詰めて3点目を挙げると、90分には今季加入のフェデリコ・キエーザが良くコントロールされたグラウンダーのミドルで新天地での初ゴールを決め、次ラウンド進出を果たした。
 
 遠藤航はCBとして先発出場を果たし、79分間にトレイ・ナイオニと交代するまでに、ボールタッチ120回(両チーム2番目の多さ)、シュート1回(枠外)、パス114回(成功108回)、デュエル5回(勝利3回/地上1回、空中2回)、クリア2回、ボール奪取7回、ボールロスト1回というスタッツを記録するなど、多くのプレーに絡んでいる(データ専門サイト『FOTMOB』より)。

 自身のSNSでプレー写真を公開するとともに4回戦進出を喜んだ背番号3は、ファン投票によって「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選定され、クラブからは「素晴らしいパフォーマンス」と賛辞を贈られた。

 彼に対する現地メディアの評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点でチーム2番目タイとなる「7」を遠藤に与え、英国公共放送「BBC」の視聴者による採点ではチームの出場16選手中6番目となる「7.39」。一方、日刊紙『Daily Mail』のそれは、チーム最低タイとなる「6」に止まっている。

『Daily EXPRESS』紙は、「MFからDFに移行した日本人選手は、この午後の試合で冷静にバックラインに上手く対応した。今後、CBとしてどれだけ有力な候補になれるかはまだ分からない」と、新境地でのプレーをポジティブに評価し、採点も「7」と高めとなった。

 続いてスポーツ専門サイト『VAVEL』の英国版は、チーム最高タイとなる「9」という高採点を遠藤に付与し、「彼はどのポジションでもプレーでき、その全てが見事なものだ。運動量は他の誰にも負けず、リバプールの守備の中心として重要な役割を果たした。彼のフィジカルの強さは、アクリントンの攻撃を止めるのに大いに貢献し、リバプールがクリーンシートを達成するのを可能にした」と、称賛に満ちた寸評を綴っている。
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