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海外サッカー

CLフル出場の遠藤航に現地メディアは「頼れるユーティリティマン」「不安定なプレー」と賛否… 失点時のボールロストに厳しい見解も指揮官は擁護

THE DIGEST編集部

2025.01.31

CLリーグフェーズ最終戦のPSV戦で先発した遠藤。(C) Getty Images

CLリーグフェーズ最終戦のPSV戦で先発した遠藤。(C) Getty Images

 現地時間1月29日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)で、リバプールはPSVに2-3で逆転負けを喫したが、通算成績を7勝1敗として、リーグフェーズを首位で終えている。

 【動画】遠藤航がCL先発出場! リバプールは今大会初黒星も首位通過
 すでに16強入りを確定させていたことで、大幅にメンバーを入れ替えてこのアウェーマッチに臨んだ「レッズ」は、28分に古巣対決のコディ・ガクポがPKから先制点を挙げ、40分にもハーベイ・エリオットがこぼれ球を詰めて勝ち越しゴールを奪ったが、その都度追いつかれ、さらに前半アディショナルタイムに逆転を許すと、このビハインドを最後まで挽回できずにタイムアップを迎えることとなった。

 初黒星となった一戦で、遠藤航は今季公式戦5試合目のスタメン入りで、2度目(CLでは初)のフル出場を達成。最初は中盤の底でプレーし、64分にアンディ・ロバートソンが退くと、キャプテンマークを引き継ぐとともに、CBにポジションを移している。

 この90分間で背番号3は、ボールタッチ76回、パス57回(成功52回)、ロングボールでのパス5回(成功5回)、ドリブル1回、タックル3回(成功1回)、ブロック1回、クリア1回、インターセプト2回、ボール奪取2回、地上デュエル8回(勝利5回)、空中デュエル5回(勝利2回)、ボールロスト1回、ファウル1回、被ファウル2回というスタッツを記録した(データ専門サイト『FOTMOB』より)。

 同サイトでは、2失点目の際にボールを奪われてショートカウンターを許したプレーが「失点に繋がるミス」として記録されたが、この場面についてアルネ・スロット監督は「判定について言うなら、アマラ・ナロの退場(83分)以上に苛立ちを感じた。審判に邪魔されたワタルは、相手選手に軽くヒットされた。通常ならファウルになるほどではないが、この場合はFKを与えても良かった。そうすることで、審判は『試合に何の影響も与えていない』と言えただろう」と、放送局「TNT Sport」に対して語っている。

 英国公共放送「BBC」の視聴者による採点(10点満点)では、チーム4番目となる「6.65」を与えられた日本代表キャプテンに対する他の現地メディアの評価を見ると、英国の日刊紙『Daily Mail』は及第点の「6」を付与。『Daily Express』紙は「レギュラー定着の望みを高めることができなかった選手のひとり。2失点目の場面では、あまりにも簡単にボールを奪われ、試合に影響を与えることができなかった」と厳しく評し、採点は「5」止まりとした。

 リバプールの地元紙『ECHO』も採点は「5」とし、寸評では「序盤は空中戦での強さが役立ったが、PSVの2度目の同点ゴールの場面でボールを失った。その後は不安定なプレーが続いたが、CBに移り、キャプテンの座を引き継ぐと、やや落ち着きを取り戻した」と、彼のプレーを振り返っている。
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