サウジアラビアのアル・ナスルがブライトンの三笘薫に続いて、ミランのラファエウ・レオンの獲得にも失敗していた。

　今冬の移籍市場でアル・ナスルは、「クリスティアーノ・ロナウドのサポート役」として三笘をリストアップ。6500万ユーロ（約104億円）のオファーをブライトンに断られたが、続けて9000万ユーロ（約145億円）＋ボーナス500万ユーロ（約８億円）とさらなる札束攻勢を仕掛けたが、それでもブライトンの意思は“売却不可”で変わらなかった。

　伊放送局『Sky Italia』によると、三笘を獲得できなかったアル・ナスルは、すぐにミランのレオンに方針転換したという。

「元ミランのステーファノ・ピオーリ監督が率いるアル・ナスルは、攻撃陣を強化するためにウイングを探していた。ブライトンの三笘の拒否を受けて、ターゲットはレオンに変更となった。しかしロッソネーロ（ミランの愛称）は交渉に応じなかった」

　また伊紙『Gazzetta dello Sport』も、アル・ナスルのレオンへのオファーを報じた。

「ミランのオフィスに、ピオーリが監督を務めるアル・ナスルから電話があった。ロッソネーロの10番レオンへのオファーだった。しかし金額は契約解除条項の１億7500万ユーロ（約281億円）に遠く及ばないものだった。両者の間に対話はなく、ジョルジョ・フルラーニCEOは静かに電話を切った」

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  　伊メディア『Calcio e Finanza』も、「アル・ナスルは政府系ファンド『PIF』を通じてレオンを引き入れようとした。PIF幹部はミランに約１億ユーロ（約160億円）での交渉を打診した。しかし、売却を望んでいないミランは、前回の契約更新後に１億7500万ユーロに設定されたレオンの契約解除金を提示。この金額はPIFの冬季投資としては高すぎた」と報じている。

　三笘もレオンも獲得できなかったアル・ナスルは、サウジアラビアリーグの移籍市場最終日の１月31日に21歳のコロンビア代表FWアストン・ビラのジョン・ドゥラン（アストン・ビラ）を獲得した。

　アル・ナスルには、C・ロナウドのほか、FWサディオ・マネ、MFオタービオ、MFマルセロ・ブロゾビッチ、DFエメリック・ラポルト、DFモハメド・シマカンが所属している。

構成●THE DIGEST編集部

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