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海外サッカー

「悪夢」サントス復帰後初スタメンのネイマールを専門メディアが酷評「長年見慣れた彼の姿とは程遠い」

THE DIGEST編集部

2025.02.12

古巣のサントスに復帰したネイマール。初スタメンは不調に終わった。(C) Getty Images

古巣のサントスに復帰したネイマール。初スタメンは不調に終わった。(C) Getty Images

 現地時間2月9日(日本時間10日)に行なわれたカンピオナート・パウリスタ第8節で、サントスはノボリゾンチーノと0-0で引き分けたが、このアウェーマッチでネイマールが復帰2戦目にして初の先発出場を果たしている。

【動画】相変わらずのキレ! ネイマールのサントス復帰戦プレー集
 サウジアラビアのアル・ヒラルと契約解除して2013年以来の古巣復帰を果たしたブラジルの至宝は、前節ボタフォゴ戦で再デビューを飾り、後半開始から本拠地ヴィラ・ベルミーロのピッチに登場。前十字靭帯断裂、ハムストリング損傷と度重なる怪我で長期間プレーから遠ざかっていたこともあり、コンディション不良は明らかながらも、背番号10は積極的な仕掛けや惜しいシュート、パスを披露するなど、幾つも見せ場を創ってみせた。

 それから4日後、スタメンとして新天地での戦いに臨んだネイマールだったが、今回も勝利は飾れず。彼のプレーには欧州メディアも注目していたが、英国のスポーツ専門サイト『GIVEMESPORT』は「悪夢」と表現し、その74分間(終盤にガブリエウ・ボンテンポと交代)の働きを厳しく評価している。

「サウジでの厳しい時期を経て、ネイマールは古巣への夢の復帰を果たした。この移籍は心温まるストーリーであり、ここ数年苦しんだ彼のキャリアを再び輝かせるきっかけになると多くの人が期待していた。しかし、ここまでのパフォーマンスを見る限り、事はネイマールが思い描いていたほど順調には進んでいないようだ」
 
 同メディアは、キャプテンマークを腕に巻いた背番号10が「不安定なパフォーマンス」に終始したと酷評。「長期離脱の影響を考えれば、試合勘を取り戻すのに時間がかかるのは当然だが、それでも彼のプレー内容とデータは、非常に不安を感じさせるものだった。卓越したドリブル技術を持ち、史上最高のドリブラーのひとりとも称されるネイマールだが、この日は8度のドリブルを試みて、成功したのはわずか1回だけだった」と、具体的に言及した。

「ボールロストは24回を数えるなど、いかにボール保持で苦しんでいたかが浮き彫りになった。また、この33歳は16回の地上戦デュエルに挑んだが、勝ったのはわずか4回。試合の流れに全く乗れず、クロスの精度も低調で、3本はいずれも味方には届かなかった。加えて、シュートは1本のみで、それも相手にブロックされてしまった。それは、ファンが長年見慣れてきた彼の姿とは程遠いパフォーマンスだった」

 もっとも、同メディアがこの短期間のプレーだけでネイマールの移籍が失敗だったと判断するわけはなく、「コンディションを取り戻せば再びトップフォームに戻る可能性は十分にあるだろう」と綴って、記事を締めている。
 
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