現地時間5月18日に行なわれたセリエA第37節、パルマと首位ナポリとの一戦はスコアレスドローに終わっている。
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前者のセリエA残留と後者のスクデット獲得は最終節に持ち越しとなったが、このプレッシャーのかかる注目の一戦でパルマのGK鈴木彩艶は安定したプレーを見せ、さらにポストやクロスバー、そしてPK判定を取り消したVARにも助けられて、首位チーム相手にクリーンシートを達成。本拠地エンニオ・タルディーニのファンを大いに沸かせた。
90分間でダイビングセーブは2本だったが、マッテオ・ポリターノのカットインからの鋭いシュート(10分)、スコット・マクトミネイのFK(70分)に対するプレーは、いずれも難易度の高いものであり、とりわけ後者は辛うじて指先で触れたことにより、ボールはわずかに軌道が変わってクロスバーを叩く際どさ。パルマもSNSで「スズキの信じられないプレー!」と賛辞を贈っている。
クラブはまた、リーグによる「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」にも選定されたこの日本人守護神を「我々のゴールにはスズキがいる」と称賛。公式サイトでも「非常に拮抗した展開の中、鈴木がマクトミネイのFKを鮮やかにセーブした」と、この一戦のハイライトとも言えるプレーについて伝えた。
現地メディアの評価を見ると、日刊紙『CORRIERE DELLA SERA』は10点満点の採点でチーム最高タイの「6.5」とし、「ゴールポストを味方にし、マクトミネイのFKに対しては自ら飛んでセーブした」と振り返り、パルマの地元紙『GAZZETTA DI PARMA』は「スズキが"奇跡"を起こし、ポリターノのシュートを止めてゴールを死守」「スズキがマクトミネイのFKに対して驚異的なセーブ」と綴っている。
スポーツ紙『SPORT PARMA』も「7.5」の高採点を付与し、「前半にマクトミネイとポリターノのシュートを数回止め、後半開始早々にジャコモ・ラスパドーリのシュートをはじくと、70分にはマクトミネイのFKを奇跡的なセーブ。その前には、ポリターノのクロスがクロスバーに当たる幸運も味方し、無失点で試合を守り切った」と、背番号31のプレーを振り返った。
スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』の採点はDFジョバンニ・レオーニ(7)に次ぐチーム2番目タイの「6.5」、『EUROSPORT』は「常に存在感を示し、飛び出しの判断は完璧。マクトミネイのFKに対して決定的なセーブを見せ、チームを救った。小さなミスが多かったシーズン序盤から一転して、終盤は才能を見せ始めている」とポジティブに評し、チーム最高タイの「7」としている。
スポーツ専門サイト『ViSPORT』も「6.5」の最高タイの採点を鈴木に与え、「FKに対する反射神経が素晴らしかった」と記述。サッカー専門サイト『calciomercato』は「7.5」の単独最高採点で、「常に積極的で、ゴールマウスでも、飛び出す時も安定。守備陣に安心感を与え、落ち着いてプレーさせることができる。マクトミネイのシュートをしっかりとセーブし、その後もこのスコットランド代表選手のFKを奇跡的にクロスバーに弾き返した。鈴木はまるで突破不可能な壁で、彼を通り抜けることは決してない」と絶賛した。
『TUTOmercatoWEB.com』は、「アンドレ=フランク・ザンボ・アンギサのシュート、ポリターノのクロスでは、それぞれポスト、クロスバーに助けられたが、マクトミネイのゴール右隅に向かっていたFKでは本能的な反応で見事にセーブした」として、採点は「7」の最高点。そして、データ専門サイト『FOTMOB』も「8.2」の最高採点とし、「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に鈴木の名を挙げている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】鈴木彩艶のスーパーセーブ、"指先"でマクトミネイのFKを弾き出す!
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前者のセリエA残留と後者のスクデット獲得は最終節に持ち越しとなったが、このプレッシャーのかかる注目の一戦でパルマのGK鈴木彩艶は安定したプレーを見せ、さらにポストやクロスバー、そしてPK判定を取り消したVARにも助けられて、首位チーム相手にクリーンシートを達成。本拠地エンニオ・タルディーニのファンを大いに沸かせた。
90分間でダイビングセーブは2本だったが、マッテオ・ポリターノのカットインからの鋭いシュート(10分)、スコット・マクトミネイのFK(70分)に対するプレーは、いずれも難易度の高いものであり、とりわけ後者は辛うじて指先で触れたことにより、ボールはわずかに軌道が変わってクロスバーを叩く際どさ。パルマもSNSで「スズキの信じられないプレー!」と賛辞を贈っている。
クラブはまた、リーグによる「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」にも選定されたこの日本人守護神を「我々のゴールにはスズキがいる」と称賛。公式サイトでも「非常に拮抗した展開の中、鈴木がマクトミネイのFKを鮮やかにセーブした」と、この一戦のハイライトとも言えるプレーについて伝えた。
現地メディアの評価を見ると、日刊紙『CORRIERE DELLA SERA』は10点満点の採点でチーム最高タイの「6.5」とし、「ゴールポストを味方にし、マクトミネイのFKに対しては自ら飛んでセーブした」と振り返り、パルマの地元紙『GAZZETTA DI PARMA』は「スズキが"奇跡"を起こし、ポリターノのシュートを止めてゴールを死守」「スズキがマクトミネイのFKに対して驚異的なセーブ」と綴っている。
スポーツ紙『SPORT PARMA』も「7.5」の高採点を付与し、「前半にマクトミネイとポリターノのシュートを数回止め、後半開始早々にジャコモ・ラスパドーリのシュートをはじくと、70分にはマクトミネイのFKを奇跡的なセーブ。その前には、ポリターノのクロスがクロスバーに当たる幸運も味方し、無失点で試合を守り切った」と、背番号31のプレーを振り返った。
スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』の採点はDFジョバンニ・レオーニ(7)に次ぐチーム2番目タイの「6.5」、『EUROSPORT』は「常に存在感を示し、飛び出しの判断は完璧。マクトミネイのFKに対して決定的なセーブを見せ、チームを救った。小さなミスが多かったシーズン序盤から一転して、終盤は才能を見せ始めている」とポジティブに評し、チーム最高タイの「7」としている。
スポーツ専門サイト『ViSPORT』も「6.5」の最高タイの採点を鈴木に与え、「FKに対する反射神経が素晴らしかった」と記述。サッカー専門サイト『calciomercato』は「7.5」の単独最高採点で、「常に積極的で、ゴールマウスでも、飛び出す時も安定。守備陣に安心感を与え、落ち着いてプレーさせることができる。マクトミネイのシュートをしっかりとセーブし、その後もこのスコットランド代表選手のFKを奇跡的にクロスバーに弾き返した。鈴木はまるで突破不可能な壁で、彼を通り抜けることは決してない」と絶賛した。
『TUTOmercatoWEB.com』は、「アンドレ=フランク・ザンボ・アンギサのシュート、ポリターノのクロスでは、それぞれポスト、クロスバーに助けられたが、マクトミネイのゴール右隅に向かっていたFKでは本能的な反応で見事にセーブした」として、採点は「7」の最高点。そして、データ専門サイト『FOTMOB』も「8.2」の最高採点とし、「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に鈴木の名を挙げている。
構成●THE DIGEST編集部
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