オランダのフェイエノールトは現地時間5月14日に行なわれたエールディビジ第33節でRKCヴァールビークを2-0で下し、3位を確定させた。
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本拠地「デ・カイプ」での一戦、前半アディショナルタイムに速攻からイゴール・パイションのヘッド弾が炸裂して先制すると、攻勢を維持したまま69分に追加点をゲット。パイションのスルーパスをタイミングの良い飛び出しで受け、左足のダイレクトシュートでゴール右隅に流し込んだのは、今季7得点目(公式戦9点目)を記録した上田綺世だった。
76分に交代でベンチに退くまで、厳しいマークもあってボールタッチは24回に止まったが、シュートは両チーム最多となる7本を数えた上田(データ専門サイト『FOTMOB』より)。2度決定機で決めそこなったものの、今季最後のホームゲームを自身のゴールで締めることに成功している。
またこれにより彼は、27年間にわたってフェイエノールトのスタジアムスピーカーを務め、今季限りで「デ・カイプ」に別れを告げることになったピーター・ハウトマン(フェイエノールトOBでリーグ得点王にも輝いた元オランダ代表ストライカー)による、最後のゴールアナウンスを受けるという栄誉を授かることとなった。
現地メディアの報道を見ると、日刊紙『AD』は「フェイエノールトが69分に極めて妥当な追加点をゲット。今回はパイションがアシスト役を務め、上田が左足で見事に決めた。彼にとってはリーグ7点目だ」と伝えている。
同メディアは、前半終了の時点では「上田は今夜も前線で苦戦。前半で彼が出したパスはわずか5本。試合の大部分でプレーに関与できておらず、その存在が感じられない時間が多い印象だ」と厳しく日本代表ストライカーを評していたが、得点以外にも惜しい場面を迎えた後半のプレーについては「素晴らしい動きが光った。前半に苦戦していた彼は、徐々に持ち味を発揮し始めた」とポジティブに綴った。
一方、『De Telegraaf』紙は、「試合の大半(70分くらいまで)は、FWの上田ではなく、またしてもサイドアタッカーたちがチャンスを生み出していた。(中略)パイションは『それなら、自分が友人である日本人選手を使おう』と考え、絶妙なスルーパスを提供すると、上田はそれを斜めに流し込んで2-0とした」とレポート。そして、チャンスメーカーであるパイションに移籍の噂があることに触れて、「移籍市場での検討事項である」と代役探しの必要性を訴えている。
オランダ公共放送『NOS』は、「ハーフタイム以降、デ・カイプではあまり見どころのあるプレーは見られず、フェイエノールトは雑なプレーが目立ち、RKCもそれを活かす力がなかった。それでも観客が再び沸き上がる場面があり、パイションのスルーパスに上田が見事に反応して追加点を奪ってみせた」と報じた。
続いてサッカー専門誌『voetbal international』は、「後半がテンポの低いまま進む中、パイションが巧みに上田にボールを託し、日本人ストライカーは左足でファーサイドに見事なシュートを決めた。これが、ハウトマンに2度目のゴールアナウンスを行なうことを許し、ロッテルダムの観客を大いに喜ばせた」と、スタジアムを盛り上げる一撃となったことを伝えている。
その他にも、フェイエノールトの地元ロッテルダムの公共放送局『RIJMOND』が「日本人選手は冷静さを保って、RKCより終始優れていたフェイエノールトのリードを2倍にした」、サッカー専門メディア『VP』は序盤に彼が倒されるもノーファウルでビッグチャンス獲得とはならず、シュートが相手DFにブロックされるなど、惜しい場面が続いたものの、69分に「ついに日本人ストライカーが完璧なシュートでゴールを決めた」と、レポートは賛辞を交えたものとなった。
構成●THE DIGEST編集部
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本拠地「デ・カイプ」での一戦、前半アディショナルタイムに速攻からイゴール・パイションのヘッド弾が炸裂して先制すると、攻勢を維持したまま69分に追加点をゲット。パイションのスルーパスをタイミングの良い飛び出しで受け、左足のダイレクトシュートでゴール右隅に流し込んだのは、今季7得点目(公式戦9点目)を記録した上田綺世だった。
76分に交代でベンチに退くまで、厳しいマークもあってボールタッチは24回に止まったが、シュートは両チーム最多となる7本を数えた上田(データ専門サイト『FOTMOB』より)。2度決定機で決めそこなったものの、今季最後のホームゲームを自身のゴールで締めることに成功している。
またこれにより彼は、27年間にわたってフェイエノールトのスタジアムスピーカーを務め、今季限りで「デ・カイプ」に別れを告げることになったピーター・ハウトマン(フェイエノールトOBでリーグ得点王にも輝いた元オランダ代表ストライカー)による、最後のゴールアナウンスを受けるという栄誉を授かることとなった。
現地メディアの報道を見ると、日刊紙『AD』は「フェイエノールトが69分に極めて妥当な追加点をゲット。今回はパイションがアシスト役を務め、上田が左足で見事に決めた。彼にとってはリーグ7点目だ」と伝えている。
同メディアは、前半終了の時点では「上田は今夜も前線で苦戦。前半で彼が出したパスはわずか5本。試合の大部分でプレーに関与できておらず、その存在が感じられない時間が多い印象だ」と厳しく日本代表ストライカーを評していたが、得点以外にも惜しい場面を迎えた後半のプレーについては「素晴らしい動きが光った。前半に苦戦していた彼は、徐々に持ち味を発揮し始めた」とポジティブに綴った。
一方、『De Telegraaf』紙は、「試合の大半(70分くらいまで)は、FWの上田ではなく、またしてもサイドアタッカーたちがチャンスを生み出していた。(中略)パイションは『それなら、自分が友人である日本人選手を使おう』と考え、絶妙なスルーパスを提供すると、上田はそれを斜めに流し込んで2-0とした」とレポート。そして、チャンスメーカーであるパイションに移籍の噂があることに触れて、「移籍市場での検討事項である」と代役探しの必要性を訴えている。
オランダ公共放送『NOS』は、「ハーフタイム以降、デ・カイプではあまり見どころのあるプレーは見られず、フェイエノールトは雑なプレーが目立ち、RKCもそれを活かす力がなかった。それでも観客が再び沸き上がる場面があり、パイションのスルーパスに上田が見事に反応して追加点を奪ってみせた」と報じた。
続いてサッカー専門誌『voetbal international』は、「後半がテンポの低いまま進む中、パイションが巧みに上田にボールを託し、日本人ストライカーは左足でファーサイドに見事なシュートを決めた。これが、ハウトマンに2度目のゴールアナウンスを行なうことを許し、ロッテルダムの観客を大いに喜ばせた」と、スタジアムを盛り上げる一撃となったことを伝えている。
その他にも、フェイエノールトの地元ロッテルダムの公共放送局『RIJMOND』が「日本人選手は冷静さを保って、RKCより終始優れていたフェイエノールトのリードを2倍にした」、サッカー専門メディア『VP』は序盤に彼が倒されるもノーファウルでビッグチャンス獲得とはならず、シュートが相手DFにブロックされるなど、惜しい場面が続いたものの、69分に「ついに日本人ストライカーが完璧なシュートでゴールを決めた」と、レポートは賛辞を交えたものとなった。
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