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ラウタロのゴールで追いついたインテルがモンテレイと1-1、キブ新監督はインザーギ前監督と同じ3-5-2で初陣【クラブW杯】

THE DIGEST編集部

2025.06.18

42分に同点ゴールを決めたインテルのラウタロ。(C)Getty Images

 現地6月17日、米ロサンゼルスでクラブワールドカップのグループステージ第1節、インテル(イタリア)対モンテレイ(メキシコ)が行なわれた。4年にわたってチームを率いたシモーネ・インザーギ監督からクリスティアン・キブ新体制に移行したインテルの布陣は、馴染みの3-5-2だった。

 GKはヤン・ゾマーで、CBは右からバンジャマン・パバール、フランチェスコ・アチェルビ、アレッサンドロ・バストーニ。中盤は右からマッテオ・ダルミアン、ニコロ・バレッラ、クリスチャン・アスラーニ、ヘンリク・ムヒタリアン、カルロス・アウグストで、2トップは主将のラウタロ・マルティネスと、セバスティアーノ・エスポージトが入った。

 モンテレイを相手に序盤から主導権を握ったインテルは、しかし、25分に失点する。右CKからセルヒオ・ラモスに打点の高いヘディングでゴール決められた。それでも42分にインテルがセットプレーで同点に追いつく。アスラーニのFKを最終ラインの裏で受けたC・アウグストが中央に折り返し、最後は走り込んだラウタロが流し込んだ。

【動画】S・ラモスのゴールでモンテレイが先制し、インテルはラウタロの一発で同点に追いついた
 
 前半から一転、後半はモンテレイにボールを持たれる時間が続くなか、インテルは58分にパバールから新戦力のルイス・エンリケに、S・エスポージトをマルキュス・テュラムにそれぞれ交代。ダルミアンをCBに下げてL・エンリケが右WBに入った。

 選手交代で攻撃を活性化したインテルは、67分にアスラーニ、バレッラとつないで最後は最終ラインの裏で受けたラウタロがフィニッシュ。しかし、このゴールはオフサイド判定で取り消された。69分にはアスラーニに代えて新加入のペタル・スチッチ、C・アウグストに代えてフェデリコ・ディマルコを投入。バレッラがアンカーに移り、スチッチが左インサイドハーフに入っている。

 77分、ディマルコ、バレッラ、ムヒタリアンが絡んで左サイドを崩したインテルは、ペナルティーエリア内でフリーになったラウタロがシュートを放つも、枠をとらえられなかった。直後の78分にはムヒタリアンを下げてニコラ・ザレフスキをピッチに送り出した。

 終盤にかけて一方的に押し込んだインテルだったが、最後までスコアを動かせずに1-1。ボール保持率62%-38%、シュート数15対11、枠内シュート2対1と試合を優位に進めたものの、キブ新監督の初陣はドローとなった。

構成●THE DIGEST編集部

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