Jリーグでは当たり前な行動が異国で話題となった。
現地6月21日、米シアトルで開催中のクラブ・ワールドカップ(W杯)のグループステージ第2節で、浦和レッズがセリエAの強豪インテルに1-2で逆転負けした。先制しながら終盤立て続けにゴールを奪われて大金星を逃した浦和だが、試合後の振る舞いが敵メディアで関心を集めている。
【動画】海外実況も感動...落胆する選手を鼓舞する浦和サポーター
浦和は序盤からインテルに主導権を握られる劣勢の展開だったが、前半11分に右サイドの金子拓郎のクロスをFW渡邊凌磨が右サイドのネットに流し込んで先制。ワンチャンスをモノにした。
そのあと浦和は高い守備意識でインテルの攻撃をしのぎ、1点リードで折り返す。
後半に入るとインテルが猛攻を仕掛けて再三にわたり浦和ゴールに迫るが、GK西川周作を中心にゴールを割らせない。
だが78分、CKからラウタロ・マルティネスに豪快ボレー弾を叩き込まれて同点に追いつかれる。すると90+2分、途中出場のバレンティン・カルボーニにボールを流し込まれて万事休す。土壇場で勝ち越され、痛恨の敗北を喫した。
惜しくもジャイアントキリングはかなわなかった。だがこの日、スタジアムには日本から大勢の浦和サポーターが大挙してゴール裏に陣取り、Jリーグと変わらない雰囲気と圧倒的な声量で選手たちを後押し。異国のスタジアムを完全にホーム化した。
試合後、動画配信サービス『DAZN』のイタリア局はグループステージ敗退が決まった浦和の選手たちが涙を流しながらサポーターのもとへ足を運んで挨拶に来た映像をポスト。「浦和レッズのお辞儀。スタンドに詰めかけた多くの日本人ファンへの敬意を表し、彼らは謝罪と感謝のジェスチャーを行なった」と記し、悔し涙を流しながら次戦に向けて選手を熱く鼓舞するサポーターの行動に驚きを隠せなかった。
イタリア・ナポリを拠点とするオンライン新聞『Fanpage』は、「なぜ浦和レッズはインテルに恐怖を抱かせた後、ファンに謝罪したのか」との見出しを打ち、ゴール裏のサポーターへ深々とお辞儀をした浦和の選手に興味津々。その意図について、こう考察した。
「浦和の選手たちは試合終了を告げる笛が鳴ると、自陣のサポーターのいるエリアへ赴き、お辞儀という深い敬意を示すジェスチャーで謝罪した。それは普通のお辞儀ではなく、彼らは敬意と礼儀を表現する重要な価値のあるものだ」
今季の欧州チャンピオンズリーグ準優勝チームを追い詰め、健闘した浦和。あと一歩のところで欲しかった勝利は逃したが、日本の赤い悪魔を支えるサポーターの情熱的な姿勢は目の肥えたカルチョ識者に鮮烈なインパクトを残した。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】歴史的勝利を逃した浦和、インテルに逆転負けも「完全ホーム化」「圧巻コレオ演出」「涙の鼓舞」...サポーターの“熱量”に海外感動【クラブW杯】
【記事】「太陽が眩しいのか?」浦和レッズ、まさかのヘディング3失点を海外メディアが酷評。“金髪の異端児”松尾佑介には称賛の声も「スーパーサイヤ人に変貌を遂げた!」
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浦和は序盤からインテルに主導権を握られる劣勢の展開だったが、前半11分に右サイドの金子拓郎のクロスをFW渡邊凌磨が右サイドのネットに流し込んで先制。ワンチャンスをモノにした。
そのあと浦和は高い守備意識でインテルの攻撃をしのぎ、1点リードで折り返す。
後半に入るとインテルが猛攻を仕掛けて再三にわたり浦和ゴールに迫るが、GK西川周作を中心にゴールを割らせない。
だが78分、CKからラウタロ・マルティネスに豪快ボレー弾を叩き込まれて同点に追いつかれる。すると90+2分、途中出場のバレンティン・カルボーニにボールを流し込まれて万事休す。土壇場で勝ち越され、痛恨の敗北を喫した。
惜しくもジャイアントキリングはかなわなかった。だがこの日、スタジアムには日本から大勢の浦和サポーターが大挙してゴール裏に陣取り、Jリーグと変わらない雰囲気と圧倒的な声量で選手たちを後押し。異国のスタジアムを完全にホーム化した。
試合後、動画配信サービス『DAZN』のイタリア局はグループステージ敗退が決まった浦和の選手たちが涙を流しながらサポーターのもとへ足を運んで挨拶に来た映像をポスト。「浦和レッズのお辞儀。スタンドに詰めかけた多くの日本人ファンへの敬意を表し、彼らは謝罪と感謝のジェスチャーを行なった」と記し、悔し涙を流しながら次戦に向けて選手を熱く鼓舞するサポーターの行動に驚きを隠せなかった。
イタリア・ナポリを拠点とするオンライン新聞『Fanpage』は、「なぜ浦和レッズはインテルに恐怖を抱かせた後、ファンに謝罪したのか」との見出しを打ち、ゴール裏のサポーターへ深々とお辞儀をした浦和の選手に興味津々。その意図について、こう考察した。
「浦和の選手たちは試合終了を告げる笛が鳴ると、自陣のサポーターのいるエリアへ赴き、お辞儀という深い敬意を示すジェスチャーで謝罪した。それは普通のお辞儀ではなく、彼らは敬意と礼儀を表現する重要な価値のあるものだ」
今季の欧州チャンピオンズリーグ準優勝チームを追い詰め、健闘した浦和。あと一歩のところで欲しかった勝利は逃したが、日本の赤い悪魔を支えるサポーターの情熱的な姿勢は目の肥えたカルチョ識者に鮮烈なインパクトを残した。
構成●THE DIGEST編集部
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