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インテル対リーベル戦で乱闘騒ぎ!「一度は水に流されたかに見えた因縁が、ふたたび表面化した瞬間」ドゥムフリースとアクーニャがバトル展開【クラブW杯】

THE DIGEST編集部

2025.06.26

いち早くロッカーに下がったドゥムフリースを追いかけたアクーニャを、インテルのバレッラやキブ監督が止めにかかった。(C)REUTERS/AFLO

 現地6月25日に行なわれたクラブワールドカップのグループステージ第3節、インテル対リーベル・プレート戦で乱闘騒ぎが勃発した。リーベルの左SBマルコス・アクーニャが試合終了の笛が吹かれた瞬間、再三にわたってサイドでやり合っていたインテルの右WBデンゼル・ドゥムフリースを追いかけたのだ。

 状況を察知したドゥムフリースは駆け足でロッカーに一直線。怒りが収まらないアクーニャをリーベルの選手やインテルのニコロ・バレッラ、クリスティアン・キブ監督がなだめにかかった。一連の出来事について、伊紙『Gazzetta dello Sport』は「一度は水に流されたかに見えた因縁が、ふたたび表面化した瞬間だった」と報じた。

「インテル対リーベルの試合終了後、両チームの選手が激しい乱闘を繰り広げる事態に発展した。その中心にいたのは、オランダ代表のドゥムフリースとアルゼンチン代表のアクーニャだ。この対立の根は深い。2022年12月のカタール・ワールドカップ準々決勝で、アルゼンチンがPK戦で勝利した際にも、このふたりは激しい言い合いを展開していたのだ」

 2022年12月9日に行なわれたカタールW杯の準々決勝、オランダ対アルゼンチンはW杯史上最多となるイエローカード18枚が飛び交う大荒れの試合となった。試合中から各所でバトルを展開していた両チームは、88分にアルゼンチンのレアンドロ・パレデスがオランダのネイサン・アケーに危険なタックルを見舞った後、オランダベンチにボールを蹴り込み、両軍入り乱れる乱闘騒ぎに。PK戦までもつれ込んだ後も、両チームの選手は激しく言い争っていた。

【動画】試合終了後、ドゥムフリースを追いかけるアクーニャを、バレッラやキブ監督が止めた実際のシーン!
 
 それから2年半。W杯の時と同じようにピッチ上でドゥムフリースと肉弾戦を繰り広げていたアクーニャは、試合中からインテルのベンチとも口論していた。試合後、ドゥムフリースは人種差別的な発言は受けていないと説明した一方、リーベルのマルセロ・ガジャルド監督は一連の騒動について、「きょう、ここで起きた出来事は、我々の総意ではない。リーベルが世界に示したい姿ではなかった。本当に残念だ」と反省の弁を口にした。

 インテル対リーベルの一戦は、フランチェスコ・ピオ・エスポージトとアレッサンドロ・バストーニのゴールでインテルが2-0で勝利。成績を2勝1分けとし、グループ1位で決勝トーナメントに進出した。一方のリーベルは1勝1分け1敗の勝点4でグループ3位となり、敗退が決まった。

構成●THE DIGEST編集部

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