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「選手たちを破壊しかねない」マンC・グアルディオラ監督がクラブW杯を非難! 休養不足、新シーズンへの影響を懸念「ひどい状況だ。疲れ切っている」

THE DIGEST編集部

2025.07.01

マンCを指揮するグアルディオラ監督。クラブW杯の存在を非難するコメントを発した。(C)Getty Images

 米国で開催されているクラブワールドカップ(W杯)は現地6月28日からラウンド・オブ16が始まり、パルメイラス、チェルシー、パリ・サンジェルマン、バイエルンの4チームが8強に進出。30日には優勝候補のマンチェスター・シティがアジア勢で唯一GSを突破したアル・ヒラルと対戦する。

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 13得点2失点でグループステージ全勝。順当に決勝トーナメントに進出したマンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、アル・ヒラルとの一戦を前に深刻な問題について言及した。

 英通信社『Reuters』によると、グアルディオラ監督は8月15日に開幕するプレミアリーグの新シーズンに向け、選手が十分な休養を取れない点を懸念。従来のオフ期間に行なわれているクラブW杯は「チームのシーズンを破壊しかねない」と苛立ちを募らせている。

 指揮官は「ひどい状況だ。みんな疲れ切っている。クラブW杯は我々を破滅させている」と大会を批判。「11月か12月、あるいは1月にチームは大惨事になるかもしれない。こんなことは人生で初めてだ。この先、どうなるのか見てみよう」と語気を強めた。
 
 マンチェスター・Cは5月25日にプレミアリーグ最終節を終え、わずか約3週間後の6月17日に米フィラデルフィアでクラブW杯の初戦(〇2-0ウィダード)を迎えた。もし、7月13日の決勝まで進めば、プレミアリーグの開幕節(8月16日)までの準備期間はわずか1か月しかない。

 ただでさえ過密日程が叫ばれているなか、4年に1度とはいえ32チームに参加クラブを増やしたクラブW杯の存在意義があらためて問われている。

構成●THE DIGEST編集部

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