アーセナルの積極補強に英国内外のメディアが注目している。
すでに、GKケパ・アリサバラガ(←ボーンマス/保有元はチェルシー)、MFマルティン・スビメンディ(←レアル・ソシエダ)、MFクリスティアン・ノアゴー(←ブレントフォード)を獲得。この3選手は、アジアツアー(シンガポールで7月23日にミランと、27日にニューカッスルと、香港で31日にトッテナムと対戦)に帯同する一方、7月18日に移籍が正式発表されたFWノニ・マドゥエケ(←チェルシー)は、優勝したクラブワールドカップ後にようやくバカンスに入ったばかりで、アジアツアーに参加しない。
ほかにもアーセナルは新戦力の獲得を目指している。バレンシアのCBクリスティアン・モスケラのバレンシアからの移籍は7月19日時点で最終手続きの段階にあり、スポルティングの点取り屋ヴィクトル・ギェケレシュは7月初めに合意報道。さらに英国のサッカー専門サイト『football.london』によると、FWシャビ・シモンズ(RBライプツィヒ)、FWロドリゴ(レアル・マドリー)、MFエベレチ・エゼ(クリスタル・パレス)の獲得にも乗り出しているという。
ギェケレシュに関しては、6370万ポンド(約127億円)という具体的な移籍金額が報じられたにもかかわらず、ポルトガルの日刊紙『A Bola』によると破談の危機にあるという。スポルティング側が要求する6900万ポンド(約137億円)にアーセナルが応じる気配がないようで、今後の動向が注目されている。
いずれにせよ今夏に「ガンナーズ」が積極的な大型補強を展開しているのは事実であり、これには他国メディアも注目。米国の大手放送局『CBS Sports』は、「過去3シーズン、あと一歩のところでプレミアリーグ優勝を逃し続けてきたアーセナルは今夏、まさに“オールイン”で戦力強化にまい進している」と伝えた。
「前例のないレベルの補強で、仮にこれ以上の新戦力がないとしても、各ポジションにミケル・アルテタ監督が信頼できる2人の選手が揃う計算になる。2024-25シーズンは、ブカヨ・サカ、マーティン・ウーデゴー、カイ・ハバーツ、ガブリエウ・ジェズス、ガブリエウ・マルチネッリが離脱した際、控え選手が期待に応えられず、優勝の夢は遠のいた。だが新シーズンのアーセナルは、不測の事態に陥る前に手を打とうとしている」
【動画】アジアツアーに参加するアーセナルの30選手が一堂に記念写真
目当ての新戦力を確保すれば、次に焦点となるのは「収支のバランス」だ。続けて同放送局は、「ファビオ・ヴィエイラ、アルベール・サンビ・ロコンガ、オレクサンドル・ジンチェンコ、リース・ネルソンらが放出候補に挙がっているが、他にもレアンドロ・トロサールにはトルコからの関心があり、ヤクブ・キビオルやマルチネッリは売却予定ではないものの、高額オファーがあれば検討される可能性がある」と陣容整理についても触れている。
「かつてないレベル」と称される今夏の補強を主導するのが、今年3月に新SDに就任したアンドレア・ベルタだ。1月までアトレティコ・マドリーの同職に就いていたイタリア出身の53歳について同放送局は、「就任時から情報収集への意欲が高く、それは的確だった。少数精鋭のチームで迅速に行動。ノアゴーの獲得では他クラブを出し抜いた」と、その働きぶりを称賛する。
「昨シーズンのチームにもっと決定力があれば、チャンピオンズリーグの決勝まで進んでいたかもしれない。そして今夏、アーセナルは大きな賭けに出ている。それが勝利への一手になるかどうかは、間もなく分かるだろう」
前線の主力が相次いで負傷離脱しながら、プレミアリーグ最少の34失点(失点数2位は優勝したリバプールの41)と守備陣の奮闘もあり、プレミアで2位、CLでは16年ぶりのベスト4進出。「かつてないレベル」の補強を経て迎える新シーズンは、プレミアとCLの頂点を目指す。
構成●THE DIGEST編集部
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すでに、GKケパ・アリサバラガ(←ボーンマス/保有元はチェルシー)、MFマルティン・スビメンディ(←レアル・ソシエダ)、MFクリスティアン・ノアゴー(←ブレントフォード)を獲得。この3選手は、アジアツアー(シンガポールで7月23日にミランと、27日にニューカッスルと、香港で31日にトッテナムと対戦)に帯同する一方、7月18日に移籍が正式発表されたFWノニ・マドゥエケ(←チェルシー)は、優勝したクラブワールドカップ後にようやくバカンスに入ったばかりで、アジアツアーに参加しない。
ほかにもアーセナルは新戦力の獲得を目指している。バレンシアのCBクリスティアン・モスケラのバレンシアからの移籍は7月19日時点で最終手続きの段階にあり、スポルティングの点取り屋ヴィクトル・ギェケレシュは7月初めに合意報道。さらに英国のサッカー専門サイト『football.london』によると、FWシャビ・シモンズ(RBライプツィヒ)、FWロドリゴ(レアル・マドリー)、MFエベレチ・エゼ(クリスタル・パレス)の獲得にも乗り出しているという。
ギェケレシュに関しては、6370万ポンド(約127億円)という具体的な移籍金額が報じられたにもかかわらず、ポルトガルの日刊紙『A Bola』によると破談の危機にあるという。スポルティング側が要求する6900万ポンド(約137億円)にアーセナルが応じる気配がないようで、今後の動向が注目されている。
いずれにせよ今夏に「ガンナーズ」が積極的な大型補強を展開しているのは事実であり、これには他国メディアも注目。米国の大手放送局『CBS Sports』は、「過去3シーズン、あと一歩のところでプレミアリーグ優勝を逃し続けてきたアーセナルは今夏、まさに“オールイン”で戦力強化にまい進している」と伝えた。
「前例のないレベルの補強で、仮にこれ以上の新戦力がないとしても、各ポジションにミケル・アルテタ監督が信頼できる2人の選手が揃う計算になる。2024-25シーズンは、ブカヨ・サカ、マーティン・ウーデゴー、カイ・ハバーツ、ガブリエウ・ジェズス、ガブリエウ・マルチネッリが離脱した際、控え選手が期待に応えられず、優勝の夢は遠のいた。だが新シーズンのアーセナルは、不測の事態に陥る前に手を打とうとしている」
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目当ての新戦力を確保すれば、次に焦点となるのは「収支のバランス」だ。続けて同放送局は、「ファビオ・ヴィエイラ、アルベール・サンビ・ロコンガ、オレクサンドル・ジンチェンコ、リース・ネルソンらが放出候補に挙がっているが、他にもレアンドロ・トロサールにはトルコからの関心があり、ヤクブ・キビオルやマルチネッリは売却予定ではないものの、高額オファーがあれば検討される可能性がある」と陣容整理についても触れている。
「かつてないレベル」と称される今夏の補強を主導するのが、今年3月に新SDに就任したアンドレア・ベルタだ。1月までアトレティコ・マドリーの同職に就いていたイタリア出身の53歳について同放送局は、「就任時から情報収集への意欲が高く、それは的確だった。少数精鋭のチームで迅速に行動。ノアゴーの獲得では他クラブを出し抜いた」と、その働きぶりを称賛する。
「昨シーズンのチームにもっと決定力があれば、チャンピオンズリーグの決勝まで進んでいたかもしれない。そして今夏、アーセナルは大きな賭けに出ている。それが勝利への一手になるかどうかは、間もなく分かるだろう」
前線の主力が相次いで負傷離脱しながら、プレミアリーグ最少の34失点(失点数2位は優勝したリバプールの41)と守備陣の奮闘もあり、プレミアで2位、CLでは16年ぶりのベスト4進出。「かつてないレベル」の補強を経て迎える新シーズンは、プレミアとCLの頂点を目指す。
構成●THE DIGEST編集部
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